ウェールズ弦楽四重奏団 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲全曲演奏会[第3幕]

公演名iichiko presents ウェールズ弦楽四重奏団
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲全曲演奏会[第3幕]


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日時2019年1月16日(水) 開場18:30 開演19:00
会場iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール
演奏曲
ベートーヴェン作曲
弦楽四重奏曲 第9番ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー第3番」
弦楽四重奏曲 第15番イ短調 作品132
料金一般 3,000円(友の会びび 2,700円)
U25割 1,500円(25歳以下)
※U25割の取り扱いはiichiko総合文化センターインフォメーション、HPのみ
チケット取扱
友の会びびチケット予約専用番号097-533-4005
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ローソンチケット(ローソン各店) (Lコード:81408)0570-000-407
チケットぴあ(セブンイレブン各店)(Pコード:126-187)0570-02-9999
チケット発売〈びび発売〉9月22日(土)10:00 〈一般発売〉9月29日(土)10:00
主催・お問合せiichiko 総合文化センター[(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団]
〒870-0029 大分市高砂町2-33 tel.097-533-4004
特別協賛三和酒類株式会社
企画・制作iichiko総合文化センター
助成
公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション公益財団法人 ロームミュージック ファンデーション、大分県企業局
協力認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク、第一生命ホール
後援大分県、大分合同新聞社、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、
大分ケーブルテレコム、エフエム大分、ゆふいんラヂオ局、おおいたインフォメーションハウス
注意・備考 ・上演中の客席への入場は制限させていただきます。
・やむを得ない事情により、出演者などが変更されることがあります。
・ご予約後の変更およびキャンセルはお受けできません。
・公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの変更および払い戻しはいたしません。
・未就学児童の同伴はご遠慮ください。無料託児サービスをご利用ください。
(要申込:1月7日(月)17時まで。満1歳児から未就学児まで。定員10名)
・無料託児サービス及び車いす席のお問合せ・ご予約はiichiko総合文化センター(097-533-4004)まで
お電話でお申し込みください。

ウェールズ弦楽四重奏団
ウェールズ弦楽四重奏団

2008年ミュンヘン国際音楽コンクールにて第3位、東京クヮルテット以来38年ぶりの入賞を果たし話題を呼ぶ。2010年よりバーゼル音楽院にてライナー・シュミットのもとて研鑽を積む。同年、京都・青山音楽賞受賞。2011年バーゼル・オーケストラ協会(BOG)コンクールにて“エクゼコー”賞受賞、第7回大阪国際室内楽コンクール第3位。2012年バーゼル音楽院を修了し、2013年に帰国。東京・春・音楽祭、Hakuju Hall、紀尾井ホール、王子ホール、水戸芸術館、第ー生命ホール、ザ・フェニックスホール、宗次ホール等から招かれる。2015年fontecからデビューCDをリリース。NHKにもテレビ・ラジオ等に出演。2017年から大分・iichiko総合文化センターてベートーヴェン全曲演奏全6回シリーズがスタート。さらに全曲録音プロジェクトがfontecにて進行中。2016年神奈川フィル、2017年には名古屋フィルにソリストとして招かれ協奏曲を好演。2018年夏3枚目のアルバムとなるベートーヴェン全集〈2〉をリリース。また2019年秋からは第一生命ホールにてベートーヴェン全曲演奏シリーズがスタートする。

﨑谷 直人(ヴァイオリン) Naoto Sakiya, violin

1987年生まれ。ケルン音大、パリ市立音楽院、桐朋学園に学ぶ。ノボシビルスク国際コンクール第1位、メニューイン国際コンクール第3位。バーゼル響、東フィル、京響、神奈川フィル等と共演。高田美穂子、原田幸一郎、ジェラール・プーレ、ロラン・ドガレイユ、ダニエル・ゼペックに師事。神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスター。

三原 久遠(ヴァイオリン) Hisao Mihara, violin

1989年生まれ。プロジェクトQ、小澤征爾音楽塾、若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」、軽井沢八月祭フェローシップ・プログラム等に出演。ヴァイオリンを青木晶央、茂木佳子、澤和樹、木野雅之、藤原浜雄、室内楽を東京クヮルテット、原田幸一郎、今井信子、原田禎夫、毛利伯郎、指揮を高関健に師事。東京都交響楽団団員。

横溝 耕一(ヴィオラ) Koichi Yokomizo, viola

1986年生まれ。NHK交響楽団ヴァイオリン奏者。桐朋学園大学では室内楽試験において首席で修了し2009年に卒業。宮崎国際音楽祭、サイ卜ウ・キネン・フェスティバル松本等に参加。これまでに小川有紀子、小森谷巧、堀正文、徳永二男に、室内楽を徳永二男、毛利伯郎、原田幸一郎、東京クヮルテットに師事。

富岡 廉太郎(チェロ) Rentaro Tomioka, cello

1986年札幌市出身。桐朋高校、桐朋学園大学に学ぶ。オーケストラの客演首席奏者の活動を始めとし、多数のコンサート、音楽祭に出演。上原与四郎、毛利伯郎に師事。2014年から2017年東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団客員首席チェロ奏者を務める。2017年から読売日本交響楽団首席チェロ奏者。

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べートーヴェン・ツィクルスもいよいよ第3幕。ちょうど折り返し地点となります。
今回のプログラムは第9番 ハ長調 作品59-3と第15番 イ短調 作品132です。
ハ長調とイ短調は専門用語で“平行調”と呼ばれ、共に調号が用いられない、兄弟姉妹のような関係と言えます。
しかしながらこの二作品は興味深い事に、彼の弦楽四重奏曲の中でも、最も違う性質を持っています。

第9番「ラズモフスキー」は外へ直接的なメッセージを発する、かなりエネルギッシュな作品です。この時期はベートーヴェン自身も創作意欲に溢れており、作品58がピアノ協奏曲第4番、作品60が交響曲第4番ということからもお分かりの通り、あらゆる分野で傑作を次々と生み出しました。この第9番では、各パートにソリスティックなパッセージが書かれていることなど、弦楽四重奏らしからぬ場面も現れます。

第15番は後期のピアノ・ソナタや第九交響曲を書き終え、弦楽四重奏曲の作曲に特化していた最晩年の作品です。
イ短調という調性もさることながら、内へ内へと向かう神秘に満ちた作品と言えます。第3楽章のスコアには、ベートーヴェン自身の言葉として「神への聖なる感謝の歌」とあります。クァルテットが4つの楽器の集まりではなく、まるで一つの楽器であるかのような響きを感じることが出来ます。

べートーヴェンという人物は、朝に友人たちと愉しく談笑していたかと思えば、午後になると突如不機嫌になり、部屋から一歩も出てこない、というようなエピソードが幾つも残っています。まさしく今回のプログラムは、そんな“人間”ベートーヴェンの二面性を感じて頂くことが出来ると思います。是非、足をお運び下さい。

ウェールズ弦楽四重奏団