OPAM開館5周年記念 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団

ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団公演中止のお知らせ

平素よりiichiko総合文化センターをご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。
日本政府による新型コロナウイルス感染症拡大防止措置として、海外からの入国制限が継続されております。
それに伴い、『ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団』の来日が中止となり、
大分での開催も中止することとなりました。ここに謹んでお知らせいたします。
公演を楽しみにされていた皆様には、大変に残念なお知らせとなりますが、
何卒ご理解とご了承くださいますようお願い申し上げます。

現在、代替公演を検討・調整しておりますので、決まりましたら、ご案内させていただきます。

E/U、音楽の二面性

井手口彰典(音楽社会学)

「音楽」の中身をざっくりとグループ化するには、どんな分け方がよいだろう。いろいろ考えられるが、たとえばドイツにはE-MusikとU-Musikという対概念があるそうだ。「E」とはErnstで、「深刻な」とか「真面目な」という意味である。一方の「U」はUnterhaltungで、こちらは英語の「エンタテイメント」に相当する。つまり音楽(Musik)には、深刻で真面目なものと娯楽的なものがある、ということらしい。日本語に直接置き換えるのは難しいが、強いて言えば「芸術音楽」と「ポピュラー音楽」くらいの違いになるだろうか。

ではE-Musikの代表選手といえば誰か。真っ先に名前が挙がるのはベートーヴェンだろう。運命(苦悩から勝利へ!)にせよ第九(人類の連帯!)にせよ、彼の音楽は極めて真面目なメッセージとして厳粛に受け止められている。同じことは今回の演目の一つであるヴァイオリン協奏曲にも当てはまるようで、同曲は独奏者の名人芸を楽しむような協奏曲とはひと味違う「マスターピース=傑作」として遇される傾向にある。

ただ、そんなベートーヴェンは果たして、生涯にわたって「深刻」で「真面目」な音楽の徒でしかなかったのか。まさか24時間365日、あの有名な肖像画のような顰めっ面をしていたわけではあるまい。ベートーヴェンだって興の向くままイケイケ・ノリノリで音楽を楽しむことくらいあったはずだ。交響曲第7番は、彼のそんな意外な(?)一面を見せてくれる名作である。全楽章とも、とにかくリズミカル。しかも4楽章には現代のポップスにも通じるアフタービート(裏打ち)まで出てくる。これをエンタテイメントと呼ばずして一体なんと呼ぼう。

E-MusikとU-Musik、作曲者のそんな二つの顔を一度に楽しめる今回の演奏会から目が離せそうにない。諏訪内の熟達したヴァイオリン・サウンドが楽しみなのはもちろんのこと、ヤルヴィ&ドイツカンマー(両者は00年代にベートーヴェンの全交響曲録音を果たしている)がこの二面性(E/U)をどう描き分けるのかも必聴だ。

公演名大分ベートーヴェン・プロジェクト2020 ベートーヴェン・チクルス
OPAM開館5周年記念
ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団


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日時2020年12月7日(月) 開場18:15 開演19:00 終演予定21:00
会場iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
出演指揮:パーヴォ・ヤルヴィ、ヴァイオリン:諏訪内晶子
曲目ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調
料金GS席10,000円 S席8,000円 A席6,000円 B席4,000円 C席2,000円
U25割 半額(B・C席のみ) ※未就学児入場不可
チケット発売 10月16日(金)10:00 友の会びび先行発売
11月  6日(金)10:00 一般発売
チケット取扱
iichiko総合文化センター ホームページ
インターネット予約はこちら
iichiko総合文化センター 1階 インフォメーション097-533-4002
トキハ会館 3階 プレイガイド097-538-3111
ヱトウ南海堂097-529-7490
ローソンチケット(ローソン各店)(Lコード:81739)0570-000-407
チケットぴあ(セブン-イレブン各店)(Pコード:183-977)0570-02-9999
こちらの公演チケットまたは半券を大分県立美術館でご提示いただくと公演当日または翌日に限り、
企画展およびコレクション展を団体割引料金にて観覧できます。
特別協賛三和酒類株式会社
助成 文化庁 文化芸術振興費補助金、劇場・音楽堂等機能強化推進事業、
独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造
後援 大分県、大分県民芸術文化祭実行委員会、大分合同新聞社、NPO法人大分県芸振、
OBS大分放送、TOSテレビ大分、エフエム大分、ゆふいんラヂオ局、
J:COM大分ケーブルテレコム、シティ情報おおいた
主催・お問合せiichiko総合文化センター〔公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団〕
〒870-0029 大分市高砂町2-33 TEL.097-533-4004
注意・備考
新型コロナウイルス感染症対策を講じた上での公演となります。
様々な制約の中ではございますが、ご協力をお願いいたします。
・演奏中および楽章間の客席への入場は制限させていただきます。
・やむを得ない事情により出演者・演奏曲目・曲順などが変更されることがあります。
・公演中止の場合を除き、予約・購入後のキャンセル・変更・払い戻しはできません。
・営利を目的としたチケットの転売は法律で禁止されています。
 転売されたチケットは無効となる場合がございますので、ご注意ください。
・未就学児童の同伴はご遠慮ください。無料託児サービスをご利用ください。
 (要申込:12月1日(火)17:00まで。満1歳児から未就学児まで。定員10名)
・無料託児サービスおよび車いす席のお問合せ・ご予約は
 iichiko総合文化センター企画普及課(097-533-4004)までご連絡ください。

関連企画

ベートーヴェン各交響曲の聴きどころはもちろん、その他の主要作品も含めてベートーヴェンの「凄さ」を、
今回のチクルスプロジェクトで第3番・第8番などを指揮する森口真司氏がわかりやすくお話しします。

事業名ベートーヴェンレクチャー
開催日程 第1回 第1番〜第4番   9月16日(水) 18:00〜19:30 (開場 17:30)
第2回 第5番〜第8番 10月14日(水) 18:00〜19:30 (開場 17:30)
会場iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール
講師森口真司(大分県立芸術文化短期大学)
入場料無料
※ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団のチケットを購入者限定としていましたが、
 発売日が延期となりましたので、どなたでもご参加いただけます(各回先着340名様)。
 iichiko総合文化センター1階インフォメーション、電話またはホームページにてお申込みください。
チケット受付 8月28日(金)10:00 友の会びび先行発売
9月  7日(月)10:00 一般発売

プロフィール

パーヴォ・ヤルヴィ (指揮) Paavo Järvi(Conductor)

グラミー賞受賞者、ミュージシャンズ・ミュージシャンとして音楽家から高く評価されるパーヴォ・ヤルヴィは、2011年に故郷エストニアでパルヌ音楽祭を創設。同音楽祭では、夏の1週間にわたって演奏会、マスタークラスが繰り広げられ、同じく彼が創設したエストニア・フェスティバル管弦楽団が夏のシーズンの目玉となっている。2018年1月には同楽団とはじめてのヨーロッパ・ツアーを行い、2018年8月にはBBCプロムスやエルプフィルハーモニー・ハンブルクにも登場した。彼はエストニアの作曲家の熱心なサポーターであり、エストニア国立交響楽団の芸術顧問も務めている。2013年には、エストニア文化への卓越した貢献を認められ、エストニア大統領からホワイト・スター勲章を授与された。

またドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団とは、2004年の芸術監督就任以来、長年に亘って密接な関係を構築。2018年12月には同楽団を率いてアジアを訪れ、日本と韓国にて公演を行った。また、2018/19年シーズンを通じて、最新のシューベルト・プロジェクトでヨーロッパ・ツアーを行い、ウィーン楽友協会のレジデント・オーケストラも継続して務めている。

NHK交響楽団の首席指揮者としては4シーズン目を迎え、幅広いレパートリーを披露。さらに、フランクフルト放送交響楽団では名誉指揮者、シンシナティ交響楽団では名誉音楽監督を務めている。そしてパリ管弦楽団の音楽監督を6年間務め、2019/20年シーズンからチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者及び音楽監督に就任する。

彼は、ベルリン・フィル、フィルハーモニア管、シュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管などを定期的に指揮し、最近では、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、ミラノ・スカラ座管、NDRエルプフィルなどに客演。今シーズンはパリ管を再訪し、フィルハーモニア管とともにミュンヘン、ケルン、ハンブルクでツアーを行う。

膨大なディスコグラフィを持つ彼の最新プロジェクトには、ドイツ・カンマーフィルとのブラームスの交響曲全集、パリ管とのシベリウス交響曲全集、N響とのR.シュトラウス作品集などがあり、2018年にはエストニア・フェスティバル管のデビューCDとなるショスタコーヴィチ作品をAlpha Classicsよりリリース。またパリ管とのシベリウスの演奏と録音では、フィンランド人作曲家の音楽をフランスの聴衆に広めたことが認められ、シベリウス・メダルを授与された。

エストニア国立響、エストニア国立男声合唱団及びエレルヘイン少女合唱団とのシベリウスのカンタータ集でグラミー賞を受賞。2015年には、グラモフォン誌(イギリス)とディアパソン誌(フランス)より「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。また、フランスでの音楽への貢献を認められ、フランス共和国文化通信省より芸術文化勲章のコマンドゥールを授与された。

エストニアのタリン生まれ。タリン音楽院でパーカッションと指揮を学ぶ。1980年アメリカへ渡り、カーティス音楽院で学びながら、ロサンゼルス・フィルハーモニック・インスティテュートでレナード・バーンスタインに学んだ。

The Estonian conductor and Grammy Award winner Paavo Järvi is widely recognised as the musicians’ musician. On his farewell tour with the Orchestre de Paris, of which he was Music Director for six years, the Wiener Zeitung wrote: “One rarely experiences such an immediate connection between orchestra and conductor, such an extraordinarily attentive presence on both sides so that with economical means an understanding of the most subtle shades is possible.”
Paavo Järvi’s close association with orchestras is evident through his long-standing relationship with The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen of which he has been Artistic Director since 2004. This season he returns with them to Asia for performances across Japan and Korea in December 2018. Throughout 2018/19, they tour Europe with their latest
Schubert project, which includes an ongoing residency at Vienna’s Musikverein, and release the second album in their Brahms Symphonies cycle.
Paavo Järvi opens his fourth season as Chief Conductor of the NHK Symphony Orchestra, presenting a wide range of repertoire spanning from Orff’s Carmina Burana to Messiaen’s Turangalila. He is also Conductor Laureate of Frankfurt Radio Symphony and Music Director Laureate of Cincinnati Symphony Orchestra.

Before starting his new role as Chief Conductor and Music Director of the Tonhalle- Orchester Zürich from the 2019/20 season, Paavo Järvi will conduct the Orchestra several times both at home in Zürich and on tour in China and Korea in Autumn 2018.

In addition to his permanent positions, Järvi is in much demand as a guest conductor,appearing regularly with the Berliner Philharmoniker, London’s Philharmonia Orchestra,Staatskapelle Berlin, Münchner Philharmoniker, Staatskapelle Dresden and Leipzig Gewandhaus. Highlights of his recent and upcoming guest engagements include the Royal Concertgebouw Orchestra, Wiener Philharmoniker, New York Philharmonic, Teatro alla Scala in Milan and NDR Elbphilharmonie Orchester. This season, he also returns to the Orchestre de Paris, and takes London’s Philharmonia Orchestra on tour to Munich, Cologne and Hamburg in early 2019.

Each season concludes with a week of performances and master-classes at the Pärnu Music Festival in Estonia, which Paavo Järvi founded in 2011. As a Festival celebrating the orchestra at its heart, Paavo created a new ensemble which has become the uncontested highlight of the summer season: the Estonian Festival Orchestra. He toured with them for the first time in Europe’s major capital cities in January 2018 and introduced them to the BBC Proms and Hamburg Elbphilharmonie in August 2018. He now brings them, for the first time,to Japan in Spring 2019.

Paavo Järvi is a dedicated supporter of Estonian composers and is Artistic Adviser to the Estonian National Symphony Orchestra. He was awarded the Order of the White Star by the President of Estonia in 2013 for his outstanding contribution to Estonian culture.

With an extensive discography, Paavo Järvi’s upcoming projects include the second recording in the Brahms Symphony series with The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen featuring Brahms’ Symphony No.1 and Haydn’s Brahms Variations (Autumn 2018 Sony / RCA label). The complete Sibelius Symphony cycle, which Järvi recorded with the Orchestre de Paris, will also be released internationally in Autumn 2018. It was for this performance and recording project that Järvi was honoured with the Sibelius Medal, in recognition of his work in bringing greater attention to the Finnish composer’s music to French audiences.

Recent recording projects include the Estonian Festival Orchestra’s debut CD of Shostakovich on Alpha Classics, the first of three Strauss albums with NHK Symphony Orchestra on RCA Red Seal/Sony, the complete Nielsen Symphonies with Frankfurt Radio Symphony on Sony, and Elgar and Walton’s Cello Concertos with Steven Isserlis and Philharmonia Orchestra on Hyperion.

Paavo Järvi has won a Grammy Award for his recording of Sibelius’ Cantatas with the Estonian National Symphony Orchestra, Estonian National Male Choir and Ellerhein Girls Choir. He was named Artist of the Year by both Gramophone (UK) and Diapason (France) in autumn 2015. He has also been appointed Commandeur de L’Ordre des Arts et des Lettres by the French Ministry of Culture, for his contribution to music in France.

Born in Tallinn, Estonia, Paavo Järvi studied Percussion and Conducting at the Tallinn School of Music. In 1980, he moved to the USA where he continued his studies at the Curtis Institute of Music and at the Los Angeles Philharmonic Institute with Leonard Bernstein.

諏訪内晶子 (ヴァイオリン) Akiko Suwanai(Violin)

1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門優勝。翌年秋からニューヨークへ留学し、日本での活動を休止したが、95年プレヴィン指揮NHK交響楽団定期演奏会で日本での演奏活動を再開した。その後、小澤征爾指揮ボストン交響楽団定期公演およびカーネギーホール演奏会に出演。また、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響、ロサンジェルス・フィル、ミネソタ管、ワシントン・ナショナル響、パリ管、フランス国立管、BBCフィル、ハレ管、ロシア・ナショナル管、サンクトーペテルブルグ・フィル、ブダペスト祝祭管、バイエルン州立歌劇場管、バンベルグ響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管などと共演。エヴィアン、マールボロ、ラインガウ、ロッケンハウス、シュレスヴィヒ=ホルシュタインなど国際的な音楽祭にも数多く出演、UBSヴェルビエ祝祭管とは、アジア・ツアーを行った。

2000年にはルツェルン・フェスティバルに、リサイタルおよびクリヴィヌ指揮ヨーロッパ室内管との共演でデビュー、続けてベルリン芸術週間にリサイタルおよびデュトワ指揮ベルリン・フィルと共演してベルリン・デビュー、2001年にはアシュケナージ指揮フィルハーモニア管との共演でロンドン・デビューを果たした。2002年にはオラモ指揮バーミンガム市響のアジア・ツアーにソリストとして参加、2003年には、ルツェルン・フェスティバルに再び出演し、ピエール・ブーレーズ指揮マーラー・ユーゲント・オーケストラと共演している。2004年4月には、ボレイコ指揮チェコ・フィルと米国ツアーを行い、引き続きサヴァリッシュ指揮によるフィラデルフィア管定期公演、同年夏にはバーミンガム市響ヨーロッパツアーにもソリストとして参加。ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管とも共演するなど国際的な活動を続け、2007年9月には、エトヴェシュ作曲の新作ヴァイオリン協奏曲「セブン」(2009年、モナコのピエール王子財団より作曲大賞を受賞)を、ブーレーズ指揮ルツェルン・フェスティバル・アカデミー管とルツェルン・フェスティバルで世界初演、その後日本を含め、世界各地でも初演が行われた。また、2009年上海の春音楽祭に日本人ヴァイオリニストとして初めて招待され、翌年には上海万博にも招聘された。

近年では、BBCプロムス、ブダペストの春音楽祭、グラインドティートン音楽祭などにも出演、ゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演した。

現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでに三善晃作曲「弦の星たち」の世界初演およびアメリカ初演(1991)、クシシュトフ・ペンデレツキ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番・メタモルフォーゼン」の日本初演(1999)および南米初演2004)、レーラ・アウエルバッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番」の世界初演(2004)、マクミラン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演2012)および北欧初演2013)、エサ=ペッカ・サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2013)、エリック・タンギ作曲「In a Dream」の世界初演およびフランス初演(2013)、キャロル・ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲-A FloatingWorld」の世界初演(2014)、藤倉大作曲「pitter patter」の世界初演(2017)などに取り組んでいる。

レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、最新作「フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ他」を含む14枚のCDをリリースしている。

2012年、2015年、エリザベート王妃国際コンクール、2018年ロンティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭 NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。

東京都出身。江藤俊哉氏に師事し、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学でドロシー・ディレイ、チョーリャン・リンの両氏に学び、同音楽院修士課程修了。その後国立ベルリン芸術大学で、ウーヴェ=マルティン・ハイベルグ氏にも師事した。

使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。

Praised by The Times for her “noble playing, with its rhythmic life, taut and rigorous,” Japanese violinist Akiko Suwanai was the youngest ever winner of the International Tchaikovsky Competition in 1990. Since then she has enjoyed a flourishing international career and appears regularly with celebrated maestros and foremost orchestras across the globe.

This season Akiko Suwanai debuts at Opéra National de Paris, performing the choreographed version of Salonen’s violin concerto. On this occasion Opéra Bastille sees a series of 13 ballet performances staged by Saburo Teshigawara and conducted by Esa-Pekka Salonen. Other 2017/18 highlights include season opening with the Real Orquesta Sinfónica de Sevilla and John Axelrod, as well as returns to Orchestre de Paris for Sibelius’ Violin Concerto with Paavo Järvi, and Orchestra Sinfonica Nazionale della Rai for Salonen’s Violin Concerto with Jonathan Webb. Suwanai returns tothe Svetlanov State Symphony Orchestra with Vasily Petrenko, Israel Philharmonic Orchestra with Gianandrea Noseda, NHKSymphony Orchestra, Hamburger Symphoniker, National Symphony Orchestra of Taiwan, and Orchestre national du Capitole de Toulouse with Tugan Sokhiev.

An extremely keen chamber musician, Akiko Suwanai enjoys fruitful and longstanding collaborations with several artistic partners. In 2017/18, she will participate in Argerich Festival in Hamburg, Rosendal Festival with Leiv Ove Andsness and embarks on a 3-year Beethoven Violin Sonatas residency at Kumho Art Hall in Seoul. With Boris Berezovsky, she presents their brand-new recital programme in Moscow and St Petersburg. Following their critically acclaimed Decca Classics release featuring works by Frank, Strauss and Takemitsu, Akiko Suwanai also performs with Enrico Pace in Spain.

In recent years, Akiko Suwanai has established collaborations with Bamberger Symphoniker and Detroit Symphony Orchestra with Leonard Slatkin. She performed in Russia with Valery Gergiev and The Mariinsky Orchestra, in Hong Kong with Hong Kong Philharmonic and Lawrence Foster, in Germany with Gürzenich-Orchester Köln and François-Xavier Roth, and in the US with The Philadelphia Orchestra and Pablo Heras-Casado.

Akiko Suwanai is the Artistic Director of the International Music Festival NIPPON which she launched in 2012, offering a variety of orchestral and chamber music concerts, master classes and regular charity concerts for the Great East Japan Earthquake. The Festival also organizes World/Japanese premieres and commissions new works by international composers.

Akiko Suwanai performs on the Stradivarius ‘Dolphin’ violin from 1714, one of the most famous violins known today and previously owned by Jascha Heifetz, which has been kindly loaned to her by the Nippon Music Foundation.

ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団
The Deutsche Kammer philharmonie Bremen

世界屈指の室内オーケストラ、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団は、そのユニークな音楽創りで世界中の聴衆を魅了している楽団である。2004年からエストニア出身の指揮者パーヴォ・ヤルヴィが芸術監督を務める。

ヤルヴィとの数あるコラボレーションの中で特に注目すべき活動は6年間にわたるベートーヴェン・プロジェクトで、彼らの解釈はベートーヴェン演奏の規範になるものとして各方面から高評価を得て、ボン・ベートーヴェン音楽祭での交響曲全曲ツィクルスをはじめ、パリ、横浜、ストラスブール、ワルシャワ、ザルツブルク音楽祭でも聴衆を夢中にさせた。RCA(ソニー)で録音されたベートーヴェンの交響曲全集は、世界中の批評家たちから絶賛されている。テレビ番組とDVD用にドイチェ・ヴェレとユニテルが共同制作したベートーヴェン・プロジェクトのドキュメンタリーも好評を博し、数々の賞を受賞。また、ベートーヴェンの序曲集もリリースされた。

ベートーヴェンの次には、シューマンの交響曲に焦点を当てたプロジェクトを行い、東京とサンクトペテルブルクでの成功の後、2012年ワルシャワ・ベートーヴェン音楽祭、ウィーン・コンツェルトハウスでの演奏はそれぞれ大好評を博した。シューマン交響曲全集第3弾のCD(交響曲第4番と「4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュトゥック」を収録)は、フランスの「ディアパソン・ドール賞」を受賞。また、テレビ番組とDVD用のシューマン・プロジェクトのドキュメンタリーも複数の賞を受賞した。その後、楽団はブラームスのプロジェクトに取り組んでいる。

そのほか、楽団の練習場のあるブレーメン・イースト・コンプリヘンシブ・スクールとの数々の共同プロジェクトに取り組み、2007年フューチャー・アワード(ベスト・ソーシャル・イノベーション賞)、2012年エコー・クラシック賞などの賞を受賞。これらのプロジェクトは、教育的に不利な環境を改善するだけでなく、音楽を通して生徒の能力向上に貢献することを目指しており、ドイツ連邦の文化大臣は楽団の「フューチャー・ラボ」をモデル・プロジェクトに指定した。

2008年、起業と文化の連携に成功したとして「ドイツ起業家賞」特別賞を受賞。2009年リリースのCD3枚がエコー・クラシック賞を受賞。2010年、バッハからルジツカまで及ぶ広範なディスコグラフィーに対し、ドイツ・レコード批評家賞の特別賞が贈られた。同年、ベートーヴェンの録音によりヤルヴィはエコー・クラシックの年間最優秀指揮者賞を受賞した。

ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団は、ハンブルクのエルプ・フィルハーモニーや、バート・キッシンゲンでの「キッシンゲンの夏」音楽祭のレジデンス・オーケストラを務める。ドイチュラントラジオ・クルトゥアの2016年「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」に選出された。

The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen is one of the world's leading orchestras, captivating audiences everywhere with its unique style of music-making. The Estonian conductor Paavo Järvi has been the orchestra's Artistic Director since 2004.

One of the many highlights of the ensemble's collaboration with Paavo Järvi has been their Beethoven Project, on which the conductor and orchestra concentrated for six years. Their Beethoven interpretations have been acclaimed worldwide by audiences and critics alike as benchmark performances. They have thrilled listeners in Paris, Yokohama, Strasbourg, Warsaw, at the Salzburg Festival and the Beethovenfest Bonn with the complete cycle of nine Beethoven symphonies. The cycle was recorded on RCA and enthusiastically acclaimed by critics throughout the world. The TV and DVD documentary of the Beethoven Project produced by Deutsche Welle and Unitel was also greeted with a positive response, receiving numerous awards. The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen recently added a recording of Overtures (October 2014/RCA) to its Beethoven cycle.

Following the Beethoven Project The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen and Paavo Järvi focused on Robert Schumann's symphonic works with equal success. After sensational triumphs in Tokyo and Saint Petersburg, in 2012 the Schumann cycles were also acclaimed at the Beethoven Festival in Warsaw and Vienna's Konzerthaus. The third and last CD of the Schumann cycle − symphony no. 4 and the concert piece of 4 horns − received the renowned Diaposon d’Or, an important french music award. Also the TV/DVD documentary about the Schumann Project, produced by Deutsche Welle in cooperation with Unitel, arte and Radio Bremen, was presented with several awards.

The latest project of The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen − after Beethoven and Schumann − is the German composer Johannes Brahms.

For many years, the orchestra has cultivated close musical friendships with such internationally renowned soloists and conductors as Christian Tetzlaff, Maria João Pires, Viktoria Mullova, Hélène Grimaud, Janine Jansen, Igor Levit, David Fray, Hilary Hahn, Pekka Kuusisto, Martin Grubinger, Heinrich Schiff, Trevor Pinnock and Sir Roger Norrington.

The orchestra members devote themselves with strong personal commitment to their joint projects with the Bremen East Comprehensive School, where the ensemble's rehearsal rooms are now located.

The unique collaboration that has resulted has been recognized with numerous awards from the beginning, including the Zukunftsaward (Future Award) as "best social innovation" in 2007 and the ECHO Classical Award in 2012. With these projects, the musicians pursue the goal of encouraging individual development through music − especially, but not only in an educationally disadvantaged environment. The Minister of State for Culture has designated the Deutsche Kammerphilharmonie Bremen's Future Lab as a model project.

In 2008 the Deutsche Kammerphilharmonie Bremen received the prestigious German Founders Award in the special award category for its successful combination of entrepreneurship and culture. In 2009 three of the orchestra's CD releases won ECHO Classical Awards. The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen was honoured with the German Record Critics' Certificate of Special Merit in 2010 for its complete discography ranging from Bach to Ruzicka. The same year Paavo Järvi received the ECHO Klassik Award as Conductor of the Year for the Beethoven recordings.

The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen is Orchestra in Residence at the Elbphilharmonie Concerts in Hamburg, “Orchestra of the year” 2016 of Deutschlandradio Kultur and Festival Orchestra of “Kissinger Sommer”.

Partners of The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen