イベント案内

踊りに行くぜ!!VOL.8 ~JCDN全国パフォーマンススペース間のダンス巡回プロジェクト~

 2000年度から始まった「踊りに行くぜ!!」も、今年で8回目の開催となります。本プロジェクトは、全国各地でダンスアーティストが育ち、ダンスをとりまく環境が発展していくことを目的に行っております。


近年、急激に成長を遂げているコンテンポラリーダンス。関東や関西だけにしか、作品を創るダンスアーティストがいなかった数年前に比べると、確実にその芽が広がってきたように思います。この「踊りに行くぜ!!」がそのひとつの要因になっていることを嬉しく思います。ぜひ、新しいダンスの生まれる現場にお立会いください。


8回目の今年は10月から12月にかけて、札幌・弘前・仙台・前橋・茅ケ崎・静岡・多治見・栗東(滋賀)・淡路島・鳥取・広島・山口・松山・高知・福岡・佐世保・大分・宮崎・沖縄、そして08年3月に大阪・東京(「SPECIAL IN OSAKA/TOKYO」と銘打ち、本年度の話題作品を上演)の全21都市で開催し、41組のアーティストが出演します。

今年の出演アーティストは、次のように選出しました。


1.開催地での選考会+ビデオ公募からの選出

2.ダンスを中心にプログラムしているスペースからの推薦
 (東京:セッションハウス/大阪:ダンスボックス/)+
 「京都ダンスプロダクション」<京都芸術センター>からの選出

3.カンパニー公募

4.海外からのゲストアーティスト(各大使館等の協力を得、招聘)

5.各地の主催者とJCDNからの依頼

「踊りに行くぜ!!」は、各地域からのダンスアーティストを紹介し、全国のパフォーマンススペース間の巡回プロジェクトとして、毎年開催していく予定です。  皆様のご来場を心からお待ち申し上げます。

「踊りにいくぜ!!」−JCDN全国パフォーマンススペース間のダンス巡回プロジェクト−の目的

  • 全国の振付家/ダンサー/パフォーマーが、違う都市において公演を重ね
    様々な反応を得ることによって、作品及びアーティストが育っていくこと
  • 全国のアーティスト間、スペース間、アーティストとスペース間の新たなコミュニケーションが生まれること
  • 各地域の孤立をなくすこと
  • 各地域の観客に未知のアーティストを紹介することにより、
    ダンスへの理解が深まり、観客自体が育っていくこと
  • アーティストにとって地元以外での単独の公演やカンパニー公演が日本各地で行われるようになること
  • 既成のダンスにとらわれることなく、オリジナリティのある動きや新たなダンスの価値を創り出すこと

大分公演概要

開催月日 10月19日(金)19:00開演 (開場は開演の30分前)
会場 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ 舞台上舞台
料金 一般 2,000円(前売・当日とも)
発売日 8月15日(水)10時00分
予約・問合 iichiko総合文化センター
購入方法:( ↓△里匹舛蕕の方法でチケットをご購入ください。)
iichiko総合文化センター1階インフォメーションにて、チケットを直接購入。
電話(TEL097−533−4004)にて予約。そして、開催日に、1階インフォメーションにてチケットを購入。
  • 主催/(財)大分県文化スポーツ振興財団 制作協力/「踊りに行くぜ!!」大分実行委員会
  • 全体企画・制作・主催/ NPO法人 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)NPO法人 Japan Contemporary Dance Network(JCDN)
  • 平成19年度文化庁芸術団体人材育成支援事業平成19年度文化庁芸術団体人材育成支援事業
  • 助成/ アサヒビール芸術文化財団アサヒビール芸術文化財団
  • 協賛/ トヨタ自動車株式会社トヨタ自動車株式会社
  • 協力/ アサヒビール株式会社アサヒビール株式会社

出演者プロフィール・作品紹介

木村 高・タケウチユカリ

木村 高・タケウチユカリ【大分】

作品コメント

のびるからむからまるほどける・・・
それでもここでしか呼吸できない。

プロフィール

2006年8月、大分大学・麻生研究室を拠点とする創作舞踊研究会の公演をきっかけに出会う。周囲 にけしかけられ二人で作品作りにとりかかり、共に2007年7月の三浦宏之WSを経て、 踊りに行くぜ!!出演に至る。 木村は高校の体育祭をきっかけにストリートダンスを始める。別府大学に入学後, 同研究会の存在を知り、コンテンポラリーダンスに没頭する。タケウチは子供の頃か らモダンバレエを始め、ブランクの後, アスベスト館にたどり着いたのを契機に踊り再開。現在、様々なWSなどを経験 しながら、同研究会でぽつぽつ創作している。踊りに行くぜ!!vol.7別府公演にはユ ニット「うたまゆ」で出演。

柴田恵美

柴田恵美【東京】

作品タイトル
やさしい砂
振付・出演: 柴田恵美
音響プラン: 牛川紀政
衣装: 中田雅也
作品コメント

体内にあったやさしい砂。肉体のちぎれるような冷たさと灰になったような温かさ。願望と挫折の歯がゆさが感謝にかわるとき…。身近でたすけてくれたあの子に「ありがとう」。

撮影:大洞博靖

プロフィール

Shibata Emi 河口湖生まれ。野山に囲まれ育つ。10才より新体操、後様々なジャンルで表現を学ぶ。武元賀寿子DANCEVENUSに参加。ダンサーとして北京、韓国、エディンバラフェスティバル等で数多くの作品に出演。00年より創作活動を積極的に開始。01年、中野ダンスコンペティションにて『蜜の花火』入賞。同年、白井麻子等と共に《KAPPA-TE》結成。07年「ダンスがみたい!新人シリ―ズ5」に本作を発表。バレエを踊る子供の豊さを眺めつつ、肉体と心の微妙な距離の駆け引きに没頭中。


http://www.k5.dion.ne.jp/~hatahata/

じゅんじゅん

じゅんじゅん【東京】

作品タイトル
瞬きの音
振付・出演: じゅんじゅん
作品コメント

瞬きで世界を区切る。
その空間を通過する時そこには音が聞こえる。
瞬間の音だ。
瞬きするたびに世界は変化しているのだ。
世界は連続していない。
無関係な瞬間の断片の積み重ね。

プロフィール

Junjun 大学時代よりマイムを、その後コンテンポラリーダンスの活動も開始。岩渕多喜子、伊藤キムの作品に参加。95年、《水と油》結成。マイムをベースにダンスや演劇的手法を混ぜ込みつつ独自の作品作りに挑む。『見えない男』『スケジュール』『不時着』『机上の空論』等発表。00年より国内外で公演活動を行い、03年朝日舞台芸術賞にて寺山修司賞及びキリンダンスサポート賞受賞。06年水と油活動休止後はソロを中心に活動中。07年横浜ソロ×デュオConpetition+では本作にて審査員賞受賞。

プロジェクト大山

プロジェクト大山【東京】

作品タイトル
てまえ悶絶 ~2000円の自己肯定~
振付・出演: 古家優里、長内裕美、松尾有記、
三浦舞子、三輪亜希子
音楽: 武田直之
作品コメント

日々、悶絶しております。 いえ、悶絶のてまえ一歩で もんもんと。 しかし、その一味 意外と美味しいかも。 2000円分の自己肯定、味わっていってください。

プロフィール

project OHYAMA 83年前後にこの世に生まれる。02年、運命的に出会いを果たし、学生時代は濃厚なダンス漬けの日々を共にする。大学卒業後、それぞれダンス活動や就職活動をしつつ悶絶し、幻想でなければこれまでに「悶絶シリーズ」作品を神楽坂セッションハウス、吉祥寺シアター、アサヒ・アートスクエアなどで上演したと思う。どうやら、これから踊りに行く!! らしい。

森下真樹

森下真樹【東京】

作品タイトル
デビュタント
振付・出演: 森下真樹
制作: Study of Live works 発条ト・03年
作品コメント

優雅、華やか、変身、焦燥、威嚇、陶酔、脱走、贅沢、パッション、ツクパヤ、うふふ、あはは、ぶっちゃけ、モリシタマキ、ひっそり、びっしょり。森下真樹をお楽しみください

プロフィール

Morishita Maki 75年生まれ。03年、初のソロダンス『デビュタント』を発表し「横浜ダンスコレクション2004・ソロ×デュオ<competition>」(財)横浜市芸術文化振興財団賞を受賞。05年『東京コシツ』を発表し「東京コンペ♯2」優秀賞を受賞。同年、こまばアゴラ劇場にて初の単独公演「森下真樹ダンスショウ!!」を8日間に渡り開催。06年、イタリア・ベルギーでソロ公演を行い好評を博す。ダンス公演のほか、演劇作品『雪の女王』に、雪の女王役で出演。


http://maki-m.com/

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