世界のバレエ界の貴公子ウラジーミル･マラーホフが、いずれ劣らぬ強力なスターたちとともに、愛する日本のファンに素敵な贈り物を届けてくれます！　
ベルリン国立バレエ団を率いて5 年。 スターダンサー／芸術監督として充実期を迎えながら、2007年夏にはその多忙さゆえに脚の故障という憂き目に遭ったマラーホフ。 その彼がまず復活公演に選んだのは、20世紀ニューヨークの名匠ロビンズによる「牧神の午後」です。 リハーサル中の男女のダンサーが、鏡に映った自ら演じる世界に魅了されてゆくという本作品は、透明感と恍惚感に溢れ、若き日のマラーホフの代名詞“ナルシス”をも彷彿とさせるだけに、ファンにはたまらない贈り物となるはずです。 加えて、群舞とともにクラシカルで華やかな踊りを披露する「パキータ」、 そしてマラーホフ自身の成長とともに進化してゆく、名演の誉れ高いソロ「ボヤージュ」も披露します。
また今回の＜贈り物＞を彩るのは、マラーホフ秘蔵の姫君で華麗な演技に磨きのかかったセミオノワ。世界バレエフェスティバルでも気品ある円熟の踊りを見せたアメリカン・バレエ・シアターの名花ドヴォロヴェンコと名パートナーのベロツェルコフスキー。 揺ぎなき実力を誇るボリショイのアレクサンドロワとフィーリン。そしてマラーホフの強力な推薦で初参加するベルリンの新鋭サレンコと、やはり世界バレエフェスティバルで活躍したコンヴァリーナ。 いっそうの芸術的深みと多彩さをもってよみがえるマラーホフと、旬のスターたちの香り高い舞台を、どうぞお見逃しなく！

振付：ジェローム・ロビンズ　音楽：クロード・ドビュッシー
ポリーナ・セミオノワ、ウラジーミル・マラーホフ

王子：ウラジーミル・マラーホフ、オデット：ポリーナ・セミオノワ、
東京バレエ団

振付：マリウス・プティパ　音楽：ピョートル・I.チャイコフスキー
マリーヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン

振付：ロスチスラフ・ザハーロフ 音楽：セルゲイ・プロコフィエフ
マリーヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン

振付：ジェシカ・ラング　音楽：グスタフ・マーラー
イリーナ・ドヴォロヴェンコ、マクシム・ベロツェルコフスキー

振付：レフ・イワーノフ　音楽：ピョートル・I.チャイコフスキー
イリーナ・ドヴォロヴェンコ、マクシム・ベロツェルコフスキー

振付：マリウス・プティパ　音楽：チェーザレ・プーニ
ヤーナ･サレンコ、ズデネク・コンヴァリーナ

振付：マリウス・プティパ　音楽：レオン・ミンクス
ヤーナ･サレンコ、ズデネク・コンヴァリーナ

※出演者・演目は2007年10月20日の予定です。出演者の都合、怪我や病気により、出演者および演目が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。正式な発表は公演当日になります。