イベント案内

人間国宝~その心と技~
第三回 中村富十郎
平成21年7月10日(金)
18時30分開演(18:00開場)
会 場:
iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール
出 演:
中村富十郎(歌舞伎俳優)、葛西聖司、堅田新十郎(小鼓)、藤舎仁生(笛)
演 目:
天王寺屋の勧進帳―その語りと舞―、対談

 歴史上または芸術上、価値が高い無形文化財のなかで特に重要な「わざ」を体得、体現している者を重要無形文化財保持者=人間国宝といいます。その人間国宝の技の実演と、日本の伝統芸術に造詣が深い葛西聖司氏との対談により、人間国宝の技と、そして、心に迫る「人間国宝~その心と技~」シリーズ。
第三回は、歌舞伎俳優で文化功労者の中村富十郎丈をお迎えします。技の披露は、贅沢にも「天王寺屋の勧進帳」です。弁慶の勧進帳読み上げなどの名セリフと「延年の舞」で構成する天王寺屋(中村富十郎家の屋号)ならではの、そして、大分での初演の一場面をご覧いただきます。
 また、日本の伝統芸術に造詣が深い葛西聖司氏のご案内のもと、富十郎丈の歌舞伎に対する想いに迫る「対談」もお楽しみください。

チケット情報

チケット料金:
全席指定 4,000円 学生(当日指定)1,500
チケット取扱い:
iichiko総合文化センター1Fインフォメーション
ローソンチケットTEL:0570-084-008(Lコード 89730)
チケットぴあTEL:0570-02-9999(Pコード 393-741)
未就学児の入場はご遠慮ください。
車椅子席は直接(財)大分県文化スポーツ振興財団
TEL:097-533-4004へお申込ください。
チケット発売:
平成21年 411日(
主 催:
財団法人 大分県文化スポーツ振興財団(TEL:097-533-4004)
後援:OAB大分朝日放送、大分合同新聞社

出演者・プロフィール

五代目 中村富十郎

昭和 4年
6月4日生まれ。四代目中村富十郎の長男。
昭和18年
大阪中座『鏡獅子』の胡蝶で四代目坂東鶴之助を名のり初舞台。
昭和35年
テアトロン賞受賞
昭和39年
4月歌舞伎座『頼朝の死』の畠山重保ほかで六代目市村竹之丞を襲名。
昭和40年
テアトロン賞受賞
昭和47年
9月歌舞伎座『逆櫓』の樋口と『京鹿子娘道成寺』で五代目中村富十郎を襲名。
昭和60年
真山青果賞大賞受賞
昭和61年
日本芸術院賞
平成 2年
紫綬褒章受章
平成 6年
重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
平成 8年
日本芸術院会員賞受賞
平成15年
勲三等旭日中綬章受章
平成21年
文化功労者顕彰
平成21年
東京都中央区名誉区民顕彰

口跡の良さは今も光、り、平成18年でも『伽羅先代萩』の男之助、『元禄忠臣蔵』の井関徳兵衛で見事な台詞を聞かせた。時代物、世話物、荒事、舞踊、新歌舞伎まで幅広い芸域をこなし、その全てに当り役を持っている。芸の水準のたかさでいうなら戦後を通して屈指の俳優であろう。切れが良く輪郭の鮮やかな芸風は変わらないが、最近はそれに滋味が加わってきた。円熟の境地にある。

水落 潔(演劇評論家・かぶき手帳2007年版より)

備考

● やむを得ない事情により、出演者、プログラムなどが変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
● 未就学児の入場はご遠慮ください。
託児サービス有(要予約。満1歳児から未就学児まで。有料:2,100円/人。7月3日(金)17時申込締切)
● 公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの払い戻し、交換等はできかねますのでご了承ください。
● 開演中はご入場の際の制限がございます。お早めにご来場ください。
● 車椅子等でご来場の方は予めご連絡ください。

主催・問合せ

財団法人 大分県文化スポーツ振興財団
(TEL:097-533-4004)
大分市高砂町2-33 OASISひろば21内

マップ

 iichiko総合文化センタートップページへ戻る