- 会 場:
- iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール
- 出 演:
- 中村富十郎(歌舞伎俳優)、葛西聖司、堅田新十郎(小鼓)、藤舎仁生(笛)
- 演 目:
- 天王寺屋の勧進帳―その語りと舞―、対談
歴史上または芸術上、価値が高い無形文化財のなかで特に重要な「わざ」を体得、体現している者を重要無形文化財保持者=人間国宝といいます。その人間国宝の技の実演と、日本の伝統芸術に造詣が深い葛西聖司氏との対談により、人間国宝の技と、そして、心に迫る「人間国宝~その心と技~」シリーズ。
第三回は、歌舞伎俳優で文化功労者の中村富十郎丈をお迎えします。技の披露は、贅沢にも「天王寺屋の勧進帳」です。弁慶の勧進帳読み上げなどの名セリフと「延年の舞」で構成する天王寺屋(中村富十郎家の屋号)ならではの、そして、大分での初演の一場面をご覧いただきます。
また、日本の伝統芸術に造詣が深い葛西聖司氏のご案内のもと、富十郎丈の歌舞伎に対する想いに迫る「対談」もお楽しみください。
- チケット料金:
- 全席指定 4,000円 学生(当日指定)1,500円
- チケット取扱い:
- iichiko総合文化センター1Fインフォメーション
ローソンチケットTEL:0570-084-008(Lコード 89730)
チケットぴあTEL:0570-02-9999(Pコード 393-741)
未就学児の入場はご遠慮ください。
車椅子席は直接(財)大分県文化スポーツ振興財団
TEL:097-533-4004へお申込ください。
- チケット発売:
- 平成21年 4月11日(土)
- 主 催:
- 財団法人 大分県文化スポーツ振興財団(TEL:097-533-4004)
後援:OAB大分朝日放送、大分合同新聞社
五代目 中村富十郎
- 昭和 4年
- 6月4日生まれ。四代目中村富十郎の長男。
- 昭和18年
- 大阪中座『鏡獅子』の胡蝶で四代目坂東鶴之助を名のり初舞台。
- 昭和35年
- テアトロン賞受賞
- 昭和39年
- 4月歌舞伎座『頼朝の死』の畠山重保ほかで六代目市村竹之丞を襲名。
- 昭和40年
- テアトロン賞受賞
- 昭和47年
- 9月歌舞伎座『逆櫓』の樋口と『京鹿子娘道成寺』で五代目中村富十郎を襲名。
- 昭和60年
- 真山青果賞大賞受賞
- 昭和61年
- 日本芸術院賞
- 平成 2年
- 紫綬褒章受章
- 平成 6年
- 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
- 平成 8年
- 日本芸術院会員賞受賞
- 平成15年
- 勲三等旭日中綬章受章
- 平成21年
- 文化功労者顕彰
- 平成21年
- 東京都中央区名誉区民顕彰
口跡の良さは今も光、り、平成18年でも『伽羅先代萩』の男之助、『元禄忠臣蔵』の井関徳兵衛で見事な台詞を聞かせた。時代物、世話物、荒事、舞踊、新歌舞伎まで幅広い芸域をこなし、その全てに当り役を持っている。芸の水準のたかさでいうなら戦後を通して屈指の俳優であろう。切れが良く輪郭の鮮やかな芸風は変わらないが、最近はそれに滋味が加わってきた。円熟の境地にある。
水落 潔(演劇評論家・かぶき手帳2007年版より)
● やむを得ない事情により、出演者、プログラムなどが変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
● 未就学児の入場はご遠慮ください。
託児サービス有(要予約。満1歳児から未就学児まで。有料:2,100円/人。7月3日(金)17時申込締切)
● 公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの払い戻し、交換等はできかねますのでご了承ください。
● 開演中はご入場の際の制限がございます。お早めにご来場ください。
● 車椅子等でご来場の方は予めご連絡ください。
財団法人 大分県文化スポーツ振興財団
(TEL:097-533-4004)
大分市高砂町2-33 OASISひろば21内