イベント案内

人形浄瑠璃文楽

日本人が愛してやまない「仮名手本忠臣蔵」と「曽根崎心中」を上演!!元祖、人形浄瑠璃でご堪能ください。
人形浄瑠璃文楽でもっとも大切にすることは、「情」を伝えること。義理人情の理(ことわり)が自然に教えられる浄瑠璃は、お金や名誉より、生きていくうえで本当に大切なものを、感じさせてくれるかもしれません。

開催日時 平成23年3月2日(水)
昼の部 開場13時00分/開演13時30分/終演16時10分 予定
夜の部 開場18時00分/開演18時30分/終演20時30分 予定
会 場 iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール
主 な
出演者
人形浄瑠璃文楽座
太夫  豊竹 咲大夫、三味線  竹澤 團 七、人形  桐竹 紋 壽
入場料 全席指定 ※( )内はemo倶楽部会員価格
A席    4,000円(3,600円)
B席    2,000円(1,800円)
C席    1,000円(900円)
※車椅子席ご利用の方は、直接財団大分県文化スポーツ振興財団へご連絡ください。
チケット
販  売
emo倶楽部    平成22年12月11日(土)
一般              平成22年12月18日(土)
チケット
取  扱
■ iichiko総合文化センター
インフォメーション(1階)
■ ローソンチケット
Lコード 84942(予約電話番号0570-084-008)
■ チケットぴあ
Pコード 408-490(予約電話番号0570-02-9999)
■ トキハ会館
 
備 考 未就学児のご入場をお断りしております。
託児サービス有
(要予約。満1歳児から未就学児まで。有料:2,100円/人。2月25日(金)17時申込締切)
主催/財団法人 大分県文化スポーツ振興財団 TEL 097-533-4004
大分市高砂町2-33 OASISひろば21 http://www.emo.or.jp/
文楽レクチャーシリーズ1 文楽・人形遣い講座 開催

演目紹介

仮名手本忠臣蔵 五段目 二つ玉の段 六段目 身売りの段・早野勘平腹切の段

仮名手本忠臣蔵

元禄15年(1702)の赤穂浪士の吉良邸討入り―江戸城内で刃傷事件を起こし切腹した浅野内匠頭の家臣による仇討ちを題材とする十一段の時代物で、浄瑠璃三大傑作の一つに数えられています。二代竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作、寛延元年(1748)、竹本座初演。

主君の刃傷沙汰の際、腰元おかると密会していた早野勘平。非を悔いながら山崎(京都)のおかるの両親の家に身を寄せ、家老大星由良助による亡君の仇討ちへの参加を望みますが、それには大金が必要でした。おかるの父は、娘を祇園へ売ることにし、その前金を懐に夜道を家へ・・・その途中、悪者に斬り殺され、財布を奪われてしまいました。その悪者を誤って鉄砲で射ち殺したのが、猪を追っていた勘平。死体の顔も見えない闇の中、手に触れた財布をつい我が物に・・・。帰宅後、それが舅の物とわかり、舅を殺したと思いこんで愕然とするのでした。帰りの遅い父を案じつつおかるが祇園へ去った後、運び込まれたのは舅の遺体。勘平の態度に不審を抱き、「真実」を察して勘平を激しく責める老母。不忠者の仇討ち参加は認めないと由良助の判断を伝えに来た浪士も、舅殺しを知って、勘平を非難。望みを絶たれた上、過ちを悔いてやまない勘平は、たまりかねて切腹―舅の死因が刀傷であり、勘平の無実が明らかになったのは、その後でした。勘平は、仇討ちの連判状への血判を許され、「魂魄は留まって仇討ちのお供をする。」と言い残し、息絶えます。

勘平の苦悩と無念、最後に一人残された老母の悲嘆が強く胸を打つ、本作の中でも最も悲劇的な六段目を上演いたします。

釣女

釣女

妻がほしい―西の宮(兵庫)の恵比寿さまに願をかけ、「妻を釣れ」と釣竿を授かった大名と太郎冠者。大名が針を下ろすと、絶世の美女が針先について来ました。仲睦まじい二人の姿に大急ぎで竿を手にする太郎冠者・・・かつ被ぎ衣姿の女性の出現に大喜びし、変わらぬ愛を誓って被衣を取ると―?!

狂言「釣針」による常盤津をもとに初代鶴澤道八が作曲、昭和11年(1936)に初演された、明るく愉快な作品です。

曽根崎心中 生玉社前の段・天満屋の段・天神森の段

曽根崎心中

元禄16年(1703)に曽根崎の森(大阪)で起きた心中事件を題材とした、近松門左衛門の最初の世話話です。事件の1月後に竹本座で初演され大ヒットしたものの、上演は絶え、昭和30年(1955)、野澤松之輔の脚色、作曲により復曲されました。物語は比較的単純ですが、「恋の手本」と原作に記されている通り、純粋な強い愛が深い感動を呼び、国内だけでなく海外でも―最近では平成21年6月にロシアで上演―絶賛されています。

手代徳兵衛は、天満屋の遊女お初と愛しあう仲。ところが、店の主人の縁談を断ったため、怒りを買い、大阪を追放されてお初と会えなくなる恐れが・・・。さらに、友人の九平次に、主人に返すべき金を騙し取られたばかりか、公衆の面前で罪人呼ばわりされ、暴行されるという恥辱を受け、死を決意しました。徳兵衛と離れて生きていることなどできない―お初は、恋人を打掛の裾に隠して天満屋の縁の下に忍ばせ、店を訪れた九平次の中傷に対して恋人を庇いながら、一緒に死ぬ覚悟を足先で徳兵衛に伝えます。夜中、二人は店を抜け出し、明け方、曽根崎の森で心中するのでした。

配役表

昼の部
[解説] あらすじを中心に10分

仮名手本忠臣蔵

二つ玉の段相子大夫団 吾
錦吾(胡弓)
百姓与市兵衛文 哉
斧定九郎勘 市
早野勘平和 生
女房おかる勘 弥
身売りの段つばさ大夫
(3月6日まで)
宗 助与市兵衛女房勘 寿
一文字屋才兵衛紋 臣
睦大夫
(3月8日から)
宗 助めっぽう弥八紋 秀
種ヶ島の六玉 勢
早野勘平腹切の段千歳太夫富 助狸の角兵衛紋 吉
原郷右衛門玉 也
千崎弥五郎清三郎

釣 女

太郎冠者咲甫大夫錦 糸太郎冠者玉 女
大名文字栄大夫寛太郎大名清五郎
美女つばさ大夫龍 爾美女一 輔
醜女南都大夫 醜女和 生

夜の部
[解説] あらすじを中心に10分

曽根崎心中

生玉社前の段松香大夫宗 助手代徳兵衛玉 女
丁稚長蔵玉 翔
天満屋お初紋 寿
天満屋の段
咲大夫燕 三油屋九平次玉 也
田舎客玉 誉
遊女清五郎
天神森の段   遊女玉 佳
お初咲甫大夫団 七天満屋亭主文 哉
徳兵衛睦大夫団 吾女中お玉文 司
ツレ咲寿大夫寛太郎  
  錦 吾  

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