開催日時 | 平成23年10月6日(木) |
---|---|
会 場 | iichiko グランシアタ |
入場料 |
GS席 (一般)15,000円 S席 (一般)12,000円 A席 (一般) 9,000円 B席 (一般) 6,000円 ※未就学児童のご入場は、ご遠慮ください。 ※学生席3,000円はiichiko総合文化センターのみで販売します。(当日座席指定) |
チケット 販売 |
平成23年5月10日(土)10時~ チケット一般発売開始 |
チケット 取扱 |
iichiko総合文化センター1階インフォメーション(TEL 097-533-4006) チケットぴあ[Pコード:135-744](TEL 0570-02-9999) ローソンチケット[Lコード:87703](TEL 0570-084-008) トキハ会館 3階プレイガイド(TEL 097-538-3111) 中央町プレイガイド ビートパワー(TEL 097-538-1386) |
問合せ先 | 財団法人 大分県文化スポーツ振興財団(TEL 097-533-4004) TOSテレビ大分 事業部(TEL 097-537-5515) |
主催/財団法人 大分県文化スポーツ振興財団/TOSテレビ大分 共催/大分合同新聞社 後援/大分県/大分県教育委員会/大分県立芸術文化短期大学/大分・チェコ友好協会/ 駐日チェコ共和国大使館/大分県芸術文化振興会議/シティ情報おおいた |
プラハはいまも芸術の香りただよう美しい都。街を歩けばアールヌーボー様式の優雅な建物が並び、ゆったり流れるモルダウ川のほとりに、かつての栄華をしのばせる王宮が建っている。そんなプラハの街の中心に建つのがロココ様式のファザードを持つ美しいプラハ国立歌劇場。現在は国際感覚にあふれた洗練された雰囲気が特徴で、何度かの来日で、日本でもすっかりおなじみの歌劇場だ。
今回上映される『トスカ』は、世界の歌劇場で人気ベスト3に入るブッチーニの傑作。感動的な旋律に彩られた音楽はもちろんのこと、ヴィクトリアン・サルドゥの原作は、手に汗握るスリリングな舞台展開で、感動的な悲恋物語として知られる。サルドゥはこの戯曲を、名女優サラ・ベルナールのために書いたが、その公演ポスターを描いたのが、チェコを代表する画家ミュシャだった。
舞台は1800年のローマ。いまも現存する協会やファルネーゼ宮殿やサンタンジェロ城が物語の舞台になっており、物語には実際の史実も織り込まれている。ローマ一の人気を誇る歌姫トスカは画家のカヴァラドッシと恋仲だが、彼女に横恋慕する警視総監スカルビアの陰謀で、恋人は捕らえられて死を宣告される。その命と引き替えに体を要求されたトスカは、迫ってきたスカルビアを、思わずナイフで刺し殺してしまうのだ。
オペラのヒロイン、トスカは感情が激しくちょっと嫉妬深いかわいい女性。全身全霊で恋人のカヴァラドッシを愛し、ついにはその愛を貫くため城壁から身を投げてしまう。その『トスカ』には名アリアが多く、カヴァラドッシが歌う「妙なる調和」や「星は光りぬ」は甘美な旋律が有名。そして第2幕でトスカが悲痛な想いを込めて歌うのが名アリア、「歌に生き、恋に生き」だ。
プラハ国立歌劇場の『トスカ』は、伝統に沿ったオーソドックスな演出で、美しい舞台やカラフルな衣裳が前回の公演でも評判になった。オペラはやはり「見てのお楽しみ」。生の舞台で、深い感動を味わって欲しい。
ー 石戸谷結子(音楽ジャーナリスト)
1800年ローマ。美貌の歌姫トスカと、その恋人でナポレオンに心酔する共和党派革命思想の画家カヴァラドッシ。その愛の行方は、時の権力者である警視総監スカルビアの卑劣な企みによって妨げられる。
冷酷な警視総監スカルビアは、今をときめく美しい歌姫トスカを自分の物にしたいと狙っていた。そして、彼女の恋人であるカヴァラドッシを疎ましく思っている。脱獄した友人の政治犯を庇っていると疑われるカヴァラドッシの危機を見逃さず、カヴァラドッシを捕らえトスカを奪おうと企む。
拷問にかけられる恋人を救おうとするトスカ。愛する人の命を救う代償に身体を差し出すか、他にスカルビアから逃れられる策を考えられるか?トスカは苦悩し、衝撃的にある計画を思いつく。しかしスカルビアの策略は終わっていなかった・・・。
プッチーニの名作オペラ、壮絶なドラマが幕を開ける!
ヴェローナ、ミラノ、ヴェネツィア、パルマなどのイタリアの主要歌劇場ほか、ベルリン・フィルやプラハ国立歌劇場など欧米各地で活躍。アレーナ・ディ・ヴェローナ首席指揮者、同管弦楽団芸術監督を経て、ルクソールとギザで行われた『アイーダ』の初演125周年杵んお大規模公演において大絶賛されカイロ歌劇場首席指揮者を務めた。ヌッチ、アラーニャ、ゲオルギューなど国際的アーティストとの共演多数。
チェコ最大、そしてプラハ随一のオペラ専門の歌劇場として1887年に創設。伝統のチェコ語上演ではなく当時から原語での上演を行い、マーラー、セル、クライバー、クレンペラーなどの音楽史上の著名な指揮者やアーティストを招聘した。現在も世界のトップクラスのアーティストたちが出演し、常に高い水準の公演を行っている。1996年の初来日公演以降、『魔笛』、『こうもり』、『アイーダ』、『椿姫』を上演して大好評を博した。きめ細やかな演出と効果的な舞台は、観客を魅了し続けている。