公演名 | NHK交響楽団 大分公演 | クリックすると PDFでご覧頂けます | ||||||||||||
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日時 | 2014年3月2日(日) | |||||||||||||
時間 | 開場13:15 開演14:00 | |||||||||||||
会場 | iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ | |||||||||||||
出演 | 指揮:ユライ・ヴァルチュハ Violin:諏訪内晶子 | |||||||||||||
曲目 | ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲 サン・サーンス/ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 チャイコフスキー/交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」 | |||||||||||||
料金 | GS席6,000円 S席5,000円 A席4,500円 B席4,000円 U25割引半額(S~B席のみ、iichiko総合文化センターのみ取扱い) | |||||||||||||
チケット発売 | 2013年12月7日(土) 10:00 emo倶楽部先行販売開始 2013年12月14日(土) 10:00販売開始 | |||||||||||||
チケット取扱 |
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主催 | 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団、株式会社大分銀行、NHK大分放送局 | |||||||||||||
後援 | 大分合同新聞社 | |||||||||||||
注意・備考 |
・演奏中および楽章間の客席への入退場は制限させていただきます。 ・やむを得ない事情により、出演者、演奏曲目、曲順などが変更される事があります。 ・ご予約後の変更およびキャンセルはお受けできません。 ・公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの払い戻しはできかねますのでご了承ください。 ・未就学児童の同伴はご遠慮下さい。無料託児サービスをご利用下さい。 [要予約:申込みは2014年2月27日(木)まで。満1歳児から未就学児まで。定員10名] ・車椅子席のご予約は大分県芸術文化スポーツ振興財団へお電話でお申込下さい。 |
ユライ・ヴァルチュハはトリノのRAI国立交響楽団の首席指揮者を務めている。スロバキア出身のユライ・ヴァルチュハは作曲、指揮、ツィムバロンをブラチスラヴァ音楽院で学んだ。彼はサンクトペテルブルグに2年間滞在し、イリヤ・ムーシンに指揮法を学んだ。1998年にはパリに移り、ヤーノシュ・フュルストに師事した。ヴァルチュハは2003年から2005年までモンペリエ国立歌劇場管弦楽団の音楽副監督を務めた。また、同時期にフランス国立管弦楽団とフランス放送フィルハーモニー管弦楽団で指揮者デビューを果たした。
2005/2006/2007のシーズン、ヴァルチュハは定期的にフランス国立管弦楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団で指揮し、パリとボローニャで≪ラ・ボエーム≫、リヨン歌劇場でバルトークの≪青ひげ公の城≫とプーランクの≪人間の声≫を指揮した。
2007/2008のシーズン、ヴァルチュハはロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、トリノRAI国立交響楽団、ロンドン・フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した。また、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を初めて指揮するとともにピッツバーグ交響楽団の指揮で米国デビューを果たした。
2008/2009のシーズン、ヴァルチュハはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とスウェーデン放送交響楽団でデビューを果たした。また、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、トリノのRAI国立交響楽団、ロンドン・フィルハーモニア管弦楽団を指揮した。パルマではトスカニーニ記念コンサートを指揮した。さらに、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場とベルリン・ドイツ・オペラでデビューし(ともに≪蝶々夫人≫を指揮)、第1回の「アブダビ・クラシック・フェスティヴァル」シーズンでフェニーチェ劇場管弦楽団を指揮した。夏の期間、ロサンジェルス・フィルハーモニック管弦楽団でデビューした。
2009/2010のシーズンはミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮で幕を開け、ドレスデン国立管弦楽団でデビューを飾った。フィルハーモニア管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団を指揮するとともに、再びピッツバーグ交響楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団の指揮台に立った。バイエルン国立歌劇場において、ドニゼッティの≪愛の妙薬≫の新演出、シュトゥットガルトで≪フィガロの結婚≫と≪トゥーランドット≫を指揮した。
2010/11 のシーズン、ヴァルチュハは2つの異なるプログラムをミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、パリ管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニア管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、インディアナポリス交響楽団、ヒューストン交響楽団、ロサンジェルス・フィルハーモニック管弦楽団で指揮した。また、≪ラ・ボエーム≫の新演出をヴェネツィアのフェニーチェ劇場で指揮。さらに、RAI国立交響楽団とともに「アブダビ・クラシック・フェスティヴァル」シリーズのツアーに出演し、ヨーヨー・マとエフゲニ・ボジャノフと共演した。
2011/2012のシーズン、ヴァルチュハはアムステルダム・ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、シンシナティ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、ケルンWDR交響楽団でデビューを飾った。また、シュターツカペレ・ドレスデン、スウェーデン放送交響楽団、ロンドン・フィルハーモニア管弦楽団、パリ管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団を再び指揮した。ユライ・ヴァルチュハと彼の率いるRAI国立交響楽団は、ベルリン・フィルハーモニー、フライブルク、ウィーン楽友協会、ブラチスラヴァで演奏を行った。
2012/2013のシーズン、ヴァルチュハはニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団でデビューの予定であり、ワシントン・ナショナル交響楽団、ロンドン・フィルハーモニア管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団の指揮台に再び立つ。
1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。翌年秋からニューヨークへ留学し、日本での活動を休止したが、95年プレヴィン指揮NHK交響楽団定期演奏会で日本での演奏活動を再開した。その後、小澤征爾指揮ボストン交響楽団定期公演およびカーネギーホール演奏会に出演。また、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響、ロサンジェルス・フィル、ミネソタ管、ワシントン・ナショナル響、パリ管、フランス国立管、BBCフィル、ハレ管、ロシア・ナショナル管、サンクト・ペテルブルグ・フィル、ブダペスト祝祭管、バイエルン州立歌劇場管、バンベルグ響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管などと共演。また、エヴィアン、マールボロ、ラインガウ、ロッケンハウス、シュレスヴィヒ=ホルシュタインなど国際的な音楽祭にも数多く出演、UBSヴェルビエ祝祭管とは、アジア・ツアーを行った。
2000年にはルツェルン・フェスティバルに、リサイタルおよびクリヴィヌ指揮ヨーロッパ室内管との共演でデビュー、続けてベルリン芸術週間にリサイタルおよびデュトワ指揮ベルリン・フィルと共演してベルリン・デビュー、2001年にはアシュケナージ指揮フィルハーモニア管との共演でロンドン・デビューを果たした。2002年にはオラモ指揮バーミンガム市響のアジア・ツアーにソリストとして参加、2003年には、ルツェルン・フェスティバルに再び出演し、ピエール・ブーレーズ指揮マーラー・ユーゲント・オーケストラと共演している。2004年4月には、ボレイコ指揮チェコ・フィルと米国ツアーを行い、引き続きサヴァリッシュ指揮によるフィラデルフィア管定期公演、同年夏にはバーミンガム市響ヨーロッパツアーにもソリストとして参加、ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管とも共演するなど、国際的な活動を続けている。
ほかにも、2007年9月には、エトヴェシュ作曲の新作ヴァイオリン協奏曲「セブン」を、ブーレーズ指揮ルツェルン・フェスティバル・アカデミー管とルツェルン・フェスティバルで世界初演、その後日本を含め、世界各地でも初演が行われた。その作品は2009年、モナコのピエール王子財団より“Prix de Composition Musicale de la Fondation Prince Pierre de Monaco”(作曲大賞)を受賞した。また、2009年上海の春音楽祭に日本人ヴァイオリニストとして初めて招待され、翌年には上海万博にも招聘された。
最近ではBBCプロムス、ブタペストの春音楽祭、グラインドティートン音楽祭などにも出演、ゲルギエフ指揮ロンドン響ともツアーを行った。昨シーズンは、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行った。2009年のトゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の日本ツアーにソリストとして招かれ、2012年12月のソヒエフ指揮同楽団の再来日ツアーにもソリストとして参加。
現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでに三善晃作曲「弦の星たち」の世界初演およびアメリカ初演(1991)、クシシュトフ・ペンデレツキ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番・メタモルフォーゼン」の日本初演(1999)および南米初演(2004)、アウエルバッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲第2番」の世界初演(2004)、マクミラン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2012)などに取り組んでいる。
レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、13枚のCDをリリースしている。2012年5月には、ベルギーで開催されるエリザベート王妃国際コンクールヴァイオリン部門で、セミファイナルおよびファイナルの審査員を務めた。
東京都出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。著書に「ヴァイオリンと翔る」(NHK出版)がある。使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。
NHK交響楽団の歴史は、1926年10月5日にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年に日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称した。この間、ドイツからジョセフ・ローゼンストックを専任指揮者として迎え、日本を代表するオーケストラとしての基礎を築く。演奏活動の根幹となる定期公演は1927年2月20日の第1回予約演奏会に始まり、第2次大戦中も中断することなく続けられた。以来、今日に至るまで、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エルネスト・アンセルメ、ヨーゼフ・カイルベルト、ロヴロ・フォン・マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘、また、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残している。
近年N響は、年間54回の定期公演(NHKホール、サントリーホール)をはじめ、全国各地で約120回の演奏活動を行っている。その演奏は、NHKのテレビ、FM放送で全国に放送されるとともに、国際放送を通じて欧米やアジアにも紹介されている。また、2013年8月にはザルツブルク音楽祭に初出演するなど、その活動ぶりと演奏は国際的にも高い評価を得ている。
現在N響が擁する指揮者陣は、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、名誉客演指揮者アンドレ・プレヴィン、正指揮者 外山雄三、尾高忠明。