公演名 |
iichiko presents iichiko総合文化センター 室内楽Collection Vol.2 iichiko総合文化センター・トッパンホール共同制作 from Berlin ヴァイオリン・ソナタ 日下紗矢子×マーティン・ヘルムヘン |
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日時 | 2015年7月30日(木) | |||||||||||||||||
時間 | 開場18:30 開演19:00 終演21:00 | |||||||||||||||||
会場 | iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ | |||||||||||||||||
出演 | 日下紗矢子 マーティン・ヘルムヘン | |||||||||||||||||
曲目 |
・W.A.モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 K303 W.A.Mozart (1756-1791) Sonata pour piano et violin en majeur, K303(1778) ・W.A.モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 K526 W.A.Mozart (1756-1791) Sonata pour piano et violin en majeur, K526(1787) ・L.V.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23 L.V.Beethoven(1770-1827)Sonata für Klavier und Violine Nr.4 a-Moll Op.23(1801) ・N.パガニーニ:24のカプリース Op.1より N.Paganini(1782-1840)Some pieces from 24 apricci per wiolino solo Op.1(1820) ・F.P.シューベルト:ロンド ロ短調 D895 F.P.Schubert(1797-1828)Rondo für Klavier und Violine h-Moll D895(1827) | |||||||||||||||||
料金 | S席3,000円[びび割 2,700円] A席2,000円[びび割 1,800円] U25 各半額(25歳以下) | |||||||||||||||||
チケット発売 |
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チケット取扱 |
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主催・お問い合せ | 公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団 097-533-4004 | |||||||||||||||||
後援 | 大分県、大分市、大分県芸術文化振興会議、大分合同新聞社、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、 OCT大分ケーブルテレコム、エフエム大分、月刊・シティ情報おおいた、ゆふいんラヂオ局 | |||||||||||||||||
備考 |
・U25割引と友の会割引の重複割引無し。 ・未就学児の入場はご遠慮いただいております。 ・満1歳以上の未就学児を対象として無料託児サービスを行っております。 (要予約:097-533-4004)ご希望の方は7月24日(金)17:00までにお申し込みください。 |
モーツァルトの2つのソナタは、大きなコントラストと時代の変遷を刻む。K303(ハ長調)は、ヴァイオリンがまだピアノのオブリガード(伴奏)的役割を担っていた当時のスタイルを踏襲した、通称「パリ・ソナタ」からの1曲。K526(イ長調)は、そのスタイルを抜け出したモーツァルトがヴァイオリンとピアノとがほぼ対等に渡り合うかたちへ進化させた、晩年ウィーン時代の傑作だ。さらに、そのスタイルをモーツァルトから受け継いだベートーヴェンが独自に進化させた最初の短調Op.23(イ短調)が、10曲あるベートーヴェンのソナタから選ばれている。一見、さりげない配列のようでありながら、そこには歴史と、作曲家の個性の違いが浮き彫りになるよう巧みな配慮が読みとれる。そしてメイン・プログラムには、日下が「今回のコンサートはこの曲で終えようと最初に決まった曲」というシューベルトのロンドが鎮座している。真っ先に目を惹く「ロ短調」という、ヴァイオリン作品には似つかわしくない調性。ベートーヴェンが「黒い調」と呼び、モーツァルトも忌避した呪われた調だ。シューベルトは、この調性を、有名な《未完成交響曲》や《冬の旅》の終曲〈辻音楽師〉〈手稿譜に拠る〉など、抗うことのできない運命が感じられる時に用いた。こう並んだプログラムを俯瞰すると、まるでシューベルトが、自身の置かれた位置をどのように感じていたかを暗示しているかのよう。この曲、今回のプログラムでは格別な意味を帯びて私たちに迫ってくる。
ウィーンで展開された歴史とシューベルト目線からの「宿命」が感じられるプログラムに、突然差し込む「光」か、はたまた「悪魔」か…。と言わんばかりにパガニーニのカプリースが挿入される。そう忘れてならない。パガニーニが、ウィーンを訪れたのは1822年の3月から7月にかけて。ベートーヴェンの死からちょうど1年後、シューベルトがこの世を去るわずか数ヶ月前にあたる。ウィーンで圧倒的な喝采を浴びるパガニーニを、死の床で壮絶な作品を生み続けたシューベルトは、どんな思いで見ていたのだろうか…。
(トッパンホール企画制作部長 西巻正史)
●日下紗矢子HP www.melosarts.jp/28
●マーティン・ヘルムヘンHP(英・独のみ) www.martin-helmchen.com
iichiko総合文化センター室内楽コレクションVol.2は、室内楽の殿堂ともいえる「トッパンホール(東京)」との共同制作です。2014年に「トッパンホールアンサンブル」として赤坂智子(Va)、石坂団十郎(Vc)、北村朋幹(Pf)とのカルテットで初来県を果たした日下紗矢子。トッパンホールでは彼女のシリーズを組み、様々なプロジェクトに取り組んでいます。その日下と大分ではすっかりおなじみとなったマーティン・ヘルムヘンによるヴァイオリン・ソナタのコンサートをお贈りします。