公演名 | 平成28年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲全曲演奏会[第1夜] |
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日時 | 2017年1月18日(水) 開場18:30 開演19:00 | |||||||||||||||
会場 | iichiko総合文化センター iichiko音の泉ホール | |||||||||||||||
出演 | ウェールズ弦楽四重奏団 | |||||||||||||||
演奏曲 |
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料金 | 一般 3,000円[友の会びび 2,700円] U25割 1,500円(25歳以下) ※U25の取り扱いはiichiko総合文化センターインフォメーション、HPのみ | |||||||||||||||
チケット発売 | 〈びび発売〉2016年10月15日(土)10:00 〈一般発売〉2016年10月22日(土)10:00 | |||||||||||||||
チケット取扱 |
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企画・制作・お問合せ | iichiko総合文化センター【(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団】 TEL 097-533-4004 〒870-0029 大分市高砂町2-33 | |||||||||||||||
助成 | 平成28年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業、一般財団法人 地域創造 | |||||||||||||||
特別協賛 | 三和酒類株式会社 | |||||||||||||||
後援 | 大分県、大分市、大分合同新聞社、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送 OCT大分ケーブルテレコム、エフエム大分、ゆふいんラヂオ局、シティ情報おおいた | |||||||||||||||
注意・備考 |
・上演中の客席への入退場は制限させていただきます。 ・やむを得ない事情により、出演者などが変更されることがあります。 ・ご予約後の変更およびキャンセルはお受けできません。 ・公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの変更および払い戻しはいたしません。 ・未就学児童の同伴はご遠慮ください。 無料託児サービスをご利用ください(要申込:1月11日17時まで。満1歳児から未就学児まで。定員10名)。 ・無料託児サービス及び車椅子席のお問合せ・ご予約はiichiko総合文化センター(097-533-4004)までお電話でお申し込みください。 |
ウェールズ弦楽四重奏団は今年2016年、結成10周年を迎えた。
結成当時20歳前後だった我々も30代に突入しようとしている。
ベートーヴェンが弦楽四重奏曲op.18を書き始めたのが20代後半。
この頃から耳の状態も悪くなり、30歳を過ぎた頃には遺書まで書いている。
だからこそ、まさに今、等身大の我々がベートーヴェンの苦悩と真正面から対峙しなければならない。
弦楽四重奏団にとってベートーヴェンの音楽は“聖書”のようなものだ。
ベートーヴェンが遺してくれたこの“聖書”を前に、ウェールズの新たな挑戦が始まる。
2016年10月1日 ウェールズ弦楽四重奏団
﨑谷 直人(ヴァイオリン) Naoto Sakiya, violin
三原 久遠(ヴァイオリン) Hisao Mihara, violin
横溝 耕一(ヴィオラ) Koichi Yokomizo, viola
富岡 廉太郎(チェロ) Rentaro Tomioka, cello
桐朋学園の学生により2006年に結成。軽井沢八月祭、宮崎国際音楽祭、プロジェクトQ、JTが育てるアンサンブルシリーズ他、国内の多数の演奏会、音楽祭に参加。2008年ミュンヘンARD国際音楽コンクールにて第3位、日本人の団体として東京クヮルテット以来38年ぶりの入賞を果たす。2009年日本音楽財団の協力で王子ホールにて正式なデビュー公演を行う。原田幸一郎、東京クヮルテットのメンバー等から指導を受ける。
2010年より拠点をスイス・バーゼルに移し、バーゼル音楽院にてライナー・シュミット(ハーゲン四重奏団)のもとで研鑽を積む。南仏ボニユー音楽祭、ドイツ・シュヴェツィンゲン音楽祭、ドイツ・ボイゲン城でのコンサートへの出演など、ヨーロッパでも活動の場を広げる。青山音楽賞受賞。2011年バーゼル・オーケストラ協会(BOG)コンクールにて"エクゼコー"賞受賞、第7回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第3位。2008、2010、2011年度松尾学術振興財団より助成を受ける。
2012年バーゼル音楽院を修了し、2013年より拠点を日本に活動。3月東京・春・音楽祭に出演。4月にはHakuju Hallにて行われた藤倉大の個展にて弦楽四重奏曲第2番「フレア」(2010)を演奏し好評を博す。10月には紀尾井ホール主催公演にて本格的なリサイタルを成功に導く。2014/2015はレジデント・アーティストとしてHakuju Hallで全3回のシリーズを担当。2014年10月のシリーズ第2回では、2008年ミュンヘンARD国際音楽コンクールで同じく第3位入賞の金子平(クラリネット/読売日響首席)と共演、2015年7月fontecからリリースのデビューCDでも共演している。またNHK-FM「ベストオブクラシック」の公開収録に出演、9月にはNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」でも演奏会の模様が全国放送される。さらに、NHK「名曲アルバム」にも出演するなど、着々とキャリアを重ねている。
これまでにメナヘム・プレスラー(ピアノ)、小林道夫(ピアノ)、リチャード・ストルツマン(クラリネット)、ポール・メイエ(クラリネット)、アレクサンダー・ロマノフスキー(ピアノ)等の著名音楽家との共演。2016年は結成10周年を迎え様々な企画に取り組んでおり、2016/2017シーズンは、第一生命ホール、日本モーツァルト協会定期、紀尾井ホール等へ出演の他、神奈川フィルや名古屋フィルと協奏曲の演奏も予定されている。
2020年、楽聖ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが生誕250年を迎えます。
そのベートーヴェンの百数十曲の作品群には特に重要な三本の柱があります。
第一の柱は「9つの交響曲」です。交響曲の世界でベートーヴェンは音楽表現の限界に挑戦し、とうとうカンタータみたいな「第九」交響曲にたどりつきます。ここにあるのは「音楽家ベートーヴェン」のすさまじいまでの存在感です。
第二の柱は「32のピアノ・ソナタ」です。若々しくエネルギッシュな作品2から崇高な境地にまで到達した作品109、110、111のソナタにいたるまで、「人間ベートーヴェン」の人生そのものがあります。
そして第三の柱が「16の弦楽四重奏曲」です。2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの対話の中で、ベートーヴェンは思索の限りを尽くします。ここにいるのは「哲学者ベートーヴェン」です。
iichiko総合文化センターは、完全オリジナル企画として、今年から生誕250年の2020年までの5年がかりで哲学者ベートーヴェンの全仕事「弦楽四重奏曲全曲演奏会」に取り組みます。ウェールズ弦楽四重奏団を迎えての渾身のプロジェクトです。