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iichiko presents

小曽根 真 featuring No Name Horses THE BEST

2022年
6
24
(金)

結成から17年の月日を経て、ジャンルを超えてクリエイティブな音楽を創造してきたNo Name Horses。
これまでの人気楽曲を集約したベスト盤からセレクトした曲目で、全国を駆け巡るザ・ベスト・ツアー!!

当日のセットリストはこちら

18:15 開場 / 19:00 開演 / 21:15 終演予定

About The Event

出演

小曽根 真(Pf)、エリック・ミヤシロ/木幡光邦/奥村 晶/岡崎好朗(Tp&F.Hr)、中川英二郎/半田信英(Trb)、山城純子(B.Trb)、近藤和彦(A.&S.Sax)、池田篤(A.Sax)、三木俊雄/岡崎正典(T.Sax)、岩持芳宏(B.Sax)、中村健吾(Ba)、高橋信之介(Dr)

料金

S席 5,000円
A席 4,000円
B席 3,000円
U25割 各席半額
(全席指定)

未就学児入場不可

チケット発売

[びび会員]2022年3月17日(木)10:00~
[一  般]2022年3月24日(木)10:00~

チケット取り扱い

インターネットで購入
  • iichiko総合文化センター 1階 インフォメーション
  • トキハ会館 3階 プレイガイド
  • ヱトウ南海堂
  • トキハ別府店
  • チケットぴあ(セブン-イレブン各店)(P:212-644)
  • ローソンチケット(ローソン各店)(L:83269)

主催・お問合せ

iichiko総合文化センター[(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団]
大分市高砂町2-33 TEL 097-533-4004

後援

大分県、大分合同新聞社、シティ情報おおいた

インタビュー/ Interview

小曽根真さんにNo Name Horsesのメンバーのことや6月の公演についてお話を伺いました!
今日(6/6)から5日間、毎日更新します。公演日までの間、ベストアルバム『THE BEST』と共にお楽しみください。

グランシアタの舞台に立つのは、NHK交響楽団との共演以来10年前ぶりですが、ホールにどんな印象がありますか?

—— 10年前のツアーの中で、自分自身の演奏はグランシアタが一番好きですね。即興って楽譜がない分音がそのまま伝わるから、力が抜けた状態っていうのが一番いいんですよ。それはホールの響きに助けられることもあって、ここの演奏が一番好きだったということは、おそらく一番力が抜けて弾けたんだと思います。
 今回は前回と違い自分の畑のジャズだから、本領発揮して暴れるぞ~!と楽しみにしています(笑)

2012年3月3日(土) iichikoグランシアタで開催した
当館主催公演時のチラシ

大分で楽しみにしていることはありますか?

—— 初めて来たのは中学の修学旅行まで遡るんですが、別府で地獄めぐりとかをして温泉卵も食べました!大分はアルゲリッチさんの音楽祭など長く続いている企画も多く、アートの関心が高いイメージがあって、そんな中でコンサートが出来るのは、緊張感もあり楽しみです。

No Name Horsesはどんなきっかけで結成されたのでしょうか?

—— このバンドが出来たのは伊藤君子さんのレコーディングのために集まったのがきっかけなんですけど、第1音を聴いたとき、その音に心から感動して.....今までの僕が知ってるビッグバンドの音とは全然違ったんです!”楽譜に書かれていること”をそのまま吹くんじゃなくて、それぞれが「自分ならこう吹きたい」って自由な発想があるから、想像をはるかに超えたすごく豊かな響きがして...。本当に個性豊かなメンバーが集まったと思いました。
 レコーディングの最終日に、このメンバーで1回ツアーをしたいと提案したら、全員が賛同してくれました。実際ツアーしてみると、その音楽があまりにも素晴らしくて新たにアルバムを作ることになった。そこから17年だから、本当に運命的な出会いだと思いますね。それぞれの個性的な音楽観があるからバンドとしてやっていくには、大変なところもあるんですが(笑)
 幸いなことに海外でも公演するチャンスが4回あったんですよ。アメリカなどどこの国でもお客さんが盛り上がってくれたことが、バンドとしての自信に繋がりました。メンバーそれぞれの家族の支えもあったからやってこれたと思います。

会場のiichikoグランシアタ ホワイエの陶板画
宇治山哲平「弾む」の前で

”個性豊かな”メンバーについてお話をお聞かせください。

—— 髙橋信之介(Dr)は隙がない侍みたいなやつですね。エリック(Tp)はしなやかでなんでもできる。バンドとしても、大きな存在。木幡さん(Tp)は一番年上でトラディショナルなジャズが好きな優し~い人。奥村(Tp)はクラシカルなパッセージも素晴らしい人で、岡崎(Tp)はミスタージャズマン!中川英二郎(Trb)は日本が世界に誇れるスーパートロンボーン奏者、半田くん(Trb)は3年前くらいから在籍しているけど、最近バンドにも馴染んできている感じがあるな~。山城純子(B.Trb)は本当に温かい音でバンドを下から支えてくれる人。中村健吾(Ba)はこの家は絶対に倒れない!ってくらい太い音と愛情いっぱいで支えてくれるベース。三木くん(T.Sax)は忘れ物の達人ですが愛すべきテナー奏者。池田篤(A.Sax)も岡崎と同じくミスタージャズマン!ソロはジャズのにおいがぷんぷんする。(笑)こんちゃん(A.&S.Sax)は何でも吹けちゃう天才!だから僕もいつも色んなことを書いちゃうんだけど。岡崎正典(T.Sax)は、ワイルドで研ぎ澄まされたようなテナー。岩持ちゃん(B.Sax)は脱サラしプロのジャズマンになったのですが、今やこの人ほどジャズなバリトンを吹く人はいないんじゃない?そういう個性的なメンバーが集まっていますね(笑)

(お名前は小曽根さんの呼び名をそのまま使用しています。パートについては補足しています。)

ベストアルバム『THE BEST』では、新たに3曲のレコーディングをしていますが、どのような雰囲気でしたか?

—— 前のレコーディングから3年経って、年も重ねているけど、衰えが全くなく、逆に円熟度が増していて、これまで向き合ってきたものが全部音に表れていて、すごく幸せな気持ちになりました。ぶつかることもあったけど、より良くなるために話し合える関係になれたから、ステージを観てもらえるとそういうところも伝わると思います。

THE BESTのトラックはどのように選びましたか?

—— ポイントが2つあって、1つ目はメンバーが作曲した曲を全部入れること。2つ目は全員のソロを必ず入れること。みんなソロができる人だから、コンサートのときは全員がソロをできない時もあって、だけどそれで文句を言う人は誰一人いなかった。それくらいみんな”音楽”が好きなんですよね。逆にメンバーにとって大切なお客さんがいるときはその人にソロを譲ったりすることもあって、日によって全然違うけど、そういうことを言える空気というのも良いですね。

メンバーのみなさんのお話などをお伺いして、6月の公演がより一層楽しみになりました。

—— 突然、譜面に書いてないことをやったり、何があっても対処できる人たちだから、僕が急にテンポを変えても、みんな目配せしながら対応できるんですよ。そういう”遊び”をその瞬間瞬間で楽しみながらやっている。「トイル&モイル」もバンド発足の時からやってるけど、この間、岩手のコンサートの時にまた新しいバージョンができちゃって(笑)本番でいきなり合わせたんですが、誰も棒を振ってない(指揮していない)のに、合うはずのないテンポが合って、お客さんにもそれが伝わった時の満足感とか高揚感はすごく気持ちが良い瞬間ですね。

iichikoグランシアタにて

最後にご来場のみなさまへメッセージをお願いいたします。

メッセージ/ Message

©Ryota Mori

ここに集まった個性あふれるメンバーが、それぞれにその瞬間に感じた物語を音楽で紡ぎ始めると、それは楽譜を飛び超えて常に新しい世界を創って行く。それはビッグバンドという形や枠を超えてラージ・ジャズコンボの響きとなリ、そのエネルギーは「自由に生きる喜び」としてオーディエンスの皆さんの心にダイレクトに飛んでいく。
2004年に生まれたこのバンドが、自分たちのベスト盤を持ってツアーをする事ができるなんて誰も想像しなかった。そんな素晴らしいことが実現できたのは、このバンドの音楽を信じてずっとサポートし続けて来て下さったみなさんのお陰です。コロナ禍の影響で殆どキャンセルになってしまった2020年のバンド結成15周年ツアー。そのリベンジの思いも込めて、今回のツアーではNo Name Horsesのサラブレッド達が自由奔放に駆け回る喜びを皆さんの心にいっぱい届けます!

ENJOY the FREEDOM of "NO NAME HORSES"
小曽根 真




プロフィール/ Profile

小曽根 真(ピアノ)

Makoto Ozone

1983年バークリー音大ジャズ作・ 編曲科を首席で卒業。同年米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム「OZONE」で 全世界デビュー。2003年グラミー賞ノミネート。チック・コリア、ゲイリー・バートン、ブランフォード ・ マルサリス、パキート・デリベラなど世界的なプレイヤーとの共演、作曲活動などジャズの最前線で活躍。また、クラシックにも本格的に取り組み、NYフィル、サンフランシスコ響、NDRエルプフィルなど国内外の檜舞台を席巻。2021/2022シーズンは還暦を迎えOZONE60と題したプロジェクトを全国都道府県に展開し高い評価を得ている。平成30年度紫綬褒章受章。

©Ryota Mori

No Name Horses(ビッグバンド)

小曽根真が率いる総勢15名のビッグバンド。メンバーはいずれも日本を代表するミュージシャンで、自身のバンドでもリーダーを務めるなど大活躍している。これまで国内ツアーの他、アメリカ(世界最大のジャズ・コンベンション「IAJE(国際ジャズ教育協会/NY)」)、フランス(ラロック・ダンテロン・ ピアノ音楽祭)、スコットランド(エジンバラ・ジャズ・フェスティバル)、ウィーン、シンガポール(モザイク音楽祭)等に出演。2014年、結成10周年を記念し、アルバム『ROAD』をリリースし全国ツアーを催行。東京JAZZ にてクリスチャン・ マックブライド・ビックバンドとの合同演奏など注目を集めた。2018年日仏の文化交流イベント「ジャポニスム2018」に招かれ、パリ公演を成功させた。2020年には活動開始から15年を迎えアルバム ❛Until We Vanish❜を発表、 2022/2023シーズンは初のベスト盤のリリースと全国ツアーを予定している。

©Ryota Mori

CD

Until We Vanish 15×15
小曽根真 featuring No Name Horses

2020年結成15周年記念アルバム

【好評発売中!】
¥3,000(税込)/UCCJ-2175

THE BEST
小曽根真 featuring No Name Horses

初のベスト・アルバム

【6月8日発売決定!】
新レコーディング3曲収録

キャンペーン/ Campaign

こちらの公演チケットまたは半券を大分県立美術館でご提示いただくと公演当日または翌日に限り、企画展およびコレクション展を団体割引料金にて観覧できます。

イベント情報