館長あいさつMessage

iichiko総合文化センター 館長 中島 英司

(公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団 専務理事)

 iichiko総合文化センターは、平成10年9月の開館以来、大分県の芸術文化の中核施設として、これまで国内外の優れた舞台芸術をお届けするとともに、地域の文化活動を支える場としての役割を果たしながら、県民の皆さまに愛され親しまれてまいりました。

 

 大ホール「iichikoグランシアタ」(1,966席)は、大規模なバレエやオペラ公演に対応できる九州屈指のホールとして、また中ホール「iichiko音の泉ホール」(710席)は、室内楽や独奏などに最適な音響空間として、多くの演奏家や観客に支持されています。1階のアトリウムプラザは屋内イベントの場として、地下1階のスペース・ビーは日常的な文化活動や練習の場として、多様なニーズに応える施設となっております。

 

 より快適で安全な施設を目指し、近年では舞台装置のデジタル化やバリアフリー対応の充実に努めており、時代の変化に応じた環境整備を継続的に行い、すべての方にとって使いやすく、安全で魅力的な文化拠点を目指しています。

 

 こうした充実した施設を活かし、当センターでは、クラシック音楽、伝統芸能、演劇、朗読劇など、ジャンルを超えた多彩な公演を開催しています。また、地元の若手演奏家によるコンサートや、当館付属で小学生から大学生がメンバーのジュニアオーケストラの定期演奏会など、県民の皆さんが活躍する公演もあり、年間を通じて幅広い世代に文化芸術を楽しんでいただいております。

 

 今後とも、iichiko総合文化センターは皆さまに心豊かに楽しんでいただけるようスタッフ一同取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。