大分大学教育学部附属特別支援学校
2025年1本目のおでかけクラシックコンサートは、大分大学教育学部附属特別支援学校でした。
学校に到着すると、玄関の壁にポプラちゃんというキャラクターがいくつもいました。何のキャラクターですか?と聞いてみると、「今はもう無いけれども、昔は校庭(敷地内)にポプラの木が一本植えてあったんですよ🌳」とのこと。ポプラの木を忘れない様に、当時いらした先生が妖精のようなキャラクターにしたそうです。素敵✨
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特別支援学校ということで、いつもより不安や緊張が多かったのですが、ポプラちゃんに癒され、見守られ?コンサートに臨むことができました。
今回のプログラムは、音をただ聴くだけでなく体で感じてもらいたいなと思い、チェロの音の仕組みを説明した後、実際に振動を感じてもらうために、紙コップを使って振動が伝わるよう工夫をしました。振動が、紙コップから手に伝わる瞬間を楽しむ様子がわかり、みんなの反応が嬉しかったです。振動を感じてもらった後に曲を聴いてもらうと、前より音の聴こえ方が変わったことが、皆さんの表情やリアクションから伝わりました。
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『音』は目には見えないけれど、体で感じ取れるということを体験してもらえたのではないかと思います。『音楽』は、学校のチャイムのように合図としての役割・動物や風景・感情を、表現・想像するだけではなく、励まされたり、楽しかったり、悲しかったり、いろいろな気持ちを起こさせてくれる。ということを伝えたかったので、事前に学校に「皆が元気になる曲」を調査し、その曲”ええじゃないか”を演奏しました。
みんな体を動かしノリノリ!!先生も一緒に踊ってくれて、音楽室は一気にハイテンションのライブ会場の様になり、音楽で元気になることを体現してくれました。
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日々の生活の中で、楽しいことだけじゃなくつらいこともあると思いますが、音楽のパワーで楽しい時間を過ごしてほしいです。
おでかけクラシックコンサートのお礼に、かわいいワンコが書かれてある手作りの手提げ袋をいただきました。とっても嬉しかったです。大切に使わせていただきます!
大分大学教育学部附属特別支援学校の皆さま、ありがとうございました。
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