2025年 7月11日

別府市立亀川小学校

今年度から、おでかけクラシックコンサートに新たに3組の音楽家が仲間入りしました!

今回の活動の記録は新メンバーの筌口和実(うけぐち なごみ)さん(ヴァイオリン)。アウトリーチの前に意気込みを伺いました。 

Q. 6月からアウトリーチが始まりますが、どんなことを伝えていきたいですか?

— ヴァイオリンはもちろん、音楽の素晴らしさや楽しみ方などを伝えていきたいです。素敵な曲をたくさん詰めた、私にしかできないプログラムを届けに笑顔いっぱい、元気100%で皆さまのもとへおでかけします!お会いできる日を楽しみにしています!

Q. プログラムのいちおしポイントを教えてください。

— 教室や公民館など近い距離だからこそ楽しむことができるコーナーや、ヴァイオリンの名曲を改めてしっかり聴いてみたり、実はヴァイオリンの表現・音色の幅はこんなに広いんだぞ!という表現ができるような中身の濃い時間にします!!!

————————

初めてのおでかけクラシックコンサートでドキドキわくわくの中で向かった亀川小学校。
演奏しながらの入場、子どもたちとコミュニケーションがうまく取れるか、自分の想いが子どもたちにうまく伝わるかなど、不安なことばかりでした。

今回は「6年生に伝えたいこと」をテーマに当日のプログラムを作りました。「ヴァイオリンの魅力を伝えながら、そして他の誰にもできない、私にしかできないおでかけクラシックコンサートはなんだろう…」と考え、ただ演奏するだけ、楽器の紹介をするだけではないというプログラムを届けたくて、当日までに何度もプログラムの組み直しをしました。

おでかけクラシックコンサート当日、いざ演奏しながら体育館へ入場すると子どもたちのキラキラと輝く視線を感じ、それまでの私の不安はどこかへ行った気がしました。
演奏にはしっかり耳を傾けてくれ、私の問いかけには元気に明るく応えてくれる子どもたち。時間が経てば経つほど私も楽しくなり、最初に伝えたいと考えていたこと以上に伝えたいことも出てきて気付けば自然とコミュニケーションを取ることができていました。


前半はヴァイオリンの楽器についてのクイズや奏法の紹介、後半に私自身が6年生で大きなコンクールに初挑戦した話を織り交ぜながら、好きなことや夢は絶対に諦めないでほしいという思いを込めました。校歌や私の想いが詰まっている曲は子どもたちの心にも響いたようで、アンケートにたくさん嬉しい言葉を書いてくれていて次へのパワーにもなりました。


そしてしっかり自分の思いを短い時間で伝えることができた気がしました。
次回に向けてさらにより良いものができるように精一杯頑張っていきたいと思います。