豊後大野市 千歳公民館
今年度から、おでかけクラシックコンサートに新たに3組の音楽家が仲間入りしました!
今回の活動の記録は津軽三味線の鈴木利枝さんと箏の齋藤雅さんによる和楽器デュオ『絲-ito-』(いと)。アウトリーチの前に意気込みを伺いました。

Q. これからアウトリーチが始まりますが、どんなことを伝えていきたいですか?
— あまり馴染みがない津軽三味線と箏という楽器を近くで観て聴いてもらい、和楽器の格好良い音色やきれいな音色など、たくさんの魅力をお伝えしていきたいです。
Q. プログラムのいちおしポイントを教えてください。
— 色々な情景を想像しながら音楽を聴いていただきたいです。楽器の特徴やどのように音を出しているのか、お話を交えながら演奏します。箏の繊細で優しい音色、津軽三味線の迫力ある力強い音色。2つの楽器が合わさるところを聴いてください!
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和楽器デュオ「絲-ito-」として初めておでかけクラシックコンサートで豊後大野市千歳公民館にお邪魔しました。
緑に囲まれた素敵な建物で、中には図書館、音楽室までありました!
今回は地域の高齢者学級の皆さま、そして放課後チャレンジ教室の小学生の皆さんが温かく迎えてくださる中、公民館内のホールで演奏させていただきました。
最初は2人で北海道民謡の『ソーラン節』を演奏。
箏が楽器本体を叩くことにより、パーカッションの音を出している様子に驚かれていました。
その後、箏と津軽三味線の独奏、お話をさせていただき、最後はまた2人で4曲演奏させて頂きました。
2人で演奏した曲のうち、大分県民謡の『関の鯛釣り唄』では会場の皆さんにお囃子をお願いいしたところ「鯛じゃい鯛じゃい!」と小学生の皆さんも高齢者学級の皆さまも一緒に、大きな声で盛り上げていただきました!
最後の桜をイメージしたオリジナル曲『華響き』では、演奏後に「桜の風景が目に浮かびました!」とおっしゃって頂き、演奏者冥利につきました。


演奏後には千歳公民館の館長さんが子どもたちに感想を聞いてくださり、「津軽三味線は3本しか糸がないのに、たくさん音を出せてすごいと思った!」、「津軽三味線と箏の2つの楽器の音が聞けて嬉しかった!」と、嬉しい感想を頂きました。
初めて箏と津軽三味線を聴かれた方も多かったようですが、最後まで熱心にご覧いただき、ありがとうございました!
