玖珠町立くす若草小中学校
台風一過の青空が広がる中、自然豊かな道を通り、玖珠町立くす若草小中学校へ演奏に行きました。
祖母の家が玖珠にあるため、昔から馴染みのある土地でおでかけクラシックコンサートを行うことができ、とても嬉しかったです。学校に到着し、楽器ケースを持って歩いていると、元気の良い子どもたちが「なにこれ!でっかい!」と興味津々に声をかけてくれたので、楽器の音を聴いたらどんな反応をしてくれるのかとても楽しみになりました。
今回の会場は、リラックスルーム(音楽室)。楽器がたくさん置いてあり、なんと児童・生徒のみなさんが作ったカホンが椅子として置いてありました。

本番前には、みんなと給食を食べながら好きな音楽のことやアニメのことなどいろいろなことをおはなしできました。学年関係なく一緒に楽しく給食を食べる光景に感動しました。
今回は、日本に童話を広めた玖珠町出身の久留島武彦の童話【弾きがえる】を少しアレンジし、先生の読み聞かせに合わせて、物語の場面や登場人物の気持ちに合わせた曲を演奏して相手の気持ちや景色を想像してもらうという試みにチャレンジしました。


もうすぐ文化祭があると聞いていたので、自分の気持ちを大切にして、一生懸命に取り組んでくれたら嬉しいなという気持ちで演奏を行いました。私が伝えたい内容をしっかり感じてくれた様子で、感想まで発表してくれてとても嬉しかったです。
音楽は、音で気持ちや思いを伝えることができる魔法のようなものなので、もっといろいろな表現ができるようになりたいと、さらに強く思いました。

公演後には楽器体験を行い、チェロをたくさん弾いてもらいました。
子どもたちも先生方も、チェロから音が出たら歓声が上がってみんなで拍手をしている姿が心に残っています。
くす若草小中学校のみなさん、ありがとうございました。
素敵な文化祭になりますように。