2020年 9月10日

♪♪おでかけクラシックコンサート特別版♪♪ 感性育成事業 第1弾

今年度の新たな取り組み「感性育成事業」をご紹介します♪

子どもたちに、たくさんの体験を通し感性をはぐくんでもらいたいという思いから、県立美術館(OPAM)の出前ワークショップと協力し、県内2つの小学校に音楽と美術をお届けする取り組みを開始しました。
第1弾として、日田市立三和小学校さんにお邪魔してきました。今回のおでかけクラシックコンサートは美術も取り入れたスペシャルプログラム。

当日の写真とアーティストの声をお届けします♪


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日田市立三和小学校へ行ってきました!
新型コロナウイルスの影響で予定していたコンサートは軒並みキャンセルとなり、私たちにとって本当に久しぶりのコンサート。

今年はベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤーであり、困難に打ち勝ち希望を切り開いた彼の人生とコロナ禍がもたらした現状とが重なるところがあり、今回のプログラムはベートーヴェンを中心に取り上げました。

ベートーヴェンのことをよく知ってもらいたくて、手書きの紙芝居風フリップを用意。音楽を聴いて、いくつかの絵の中から自分のイメージに合う絵を選択するという、彼の生涯をわかった上で「音」・「音楽」からイメージをするということに挑戦してもらいました。
皆マスク着用ですが、目をみて笑っているのがわかりました。何か言いたげにしていた場面もたくさん見受けられましたが、この状況下ですので声を大にして意見を言うことを控えていたように思います。もどかしいですが、私たちももっと皆に近づいて声を聞きたかったです!

また、今回はSax奏者の鈴木広志さんとのコラボレーションもあり、音楽仲間との生演奏はやっぱり楽しいなと、気分が塞ぎこみがちな今、音楽をする喜びを再確認できました。

何よりも嬉しかったことは児童の皆さんからのサプライズ演奏です!

皆も5月のイベントで鼓笛演奏をする予定が中止になってしまい今日が初披露だったそうです。楽しそうに演奏する姿を見られて幸せな時間でしたし、何より元気をもらいました!

私たちピアーチェは「挑戦」や「夢」、前向きなテーマを持って活動しています。ですが私たちももちろん誰もが今、安心した生活が送れずやりたくてもできないことがたくさんあり、気分が晴れない日だってあると思います。そこで投げ出すのではなく、どんな自分も受け入れながら、できることを一つづつしていけたら…と今感じてます。
三和小学校の皆さん、本当にありがとうございました!! また11月にお会いできるのが楽しみです。

久しぶりのアウトリーチでしたが、帰りに手を振ってくれたり、声をかけにきてくれたり、元気いっぱい過ごしている状況に触れることができ、とても嬉しく幸せな気持ちになりました。
その裏には、学校の先生方のご理解とご協力、ご尽力があり、改めて演奏できることのありがたさと責任、そして喜びを感じました。本当にありがとうございました。