大分市立吉野中学校さんにお邪魔してきました♪
prismの今回のおでかけ先は、大分市立吉野中学校!
到着すると先生方があたたかく迎え入れてくださり、和やかな雰囲気でスタートすることができました。
会場の体育館は建物の構造上ピアノよりもホルンが大きく響くため、2人の立ち位置や響きの調整をしたり、座席の位置を工夫したりと、できるだけ良い音を届けられるようにぎりぎりまでリハーサルを行いました。
これまでの公演では、演奏される機会の少ない珍しい作品を積極的に紹介していましたが、今回は演奏会になかなか行くことのできない子どもたちに音楽を、というお話をお聞きし、モーツァルトやベートーヴェンといった教科書にも登場する馴染みのある作曲家の作品をプログラムに加えました。さらに、新しい取り組みとして、小道具を使わず、トークの分担を変更したりと、本公演はprismにとって新たな挑戦が盛りだくさんで、始まるまでずっとドキドキしていました。
初めは緊張していた様子だった生徒さんも、公演が始まると少しずつリラックスした笑顔を見せてくれるようになり、一曲ごとに大きな拍手をしてくれました。
楽器紹介で「世界のホルンの仲間」として登場したスイスの木製のホルン‘‘アルプホルン’’にとても興味を示してくれて、大きな音に驚いて体をビクっとさせる子も。『長い!!』『音がでっかい!』と素直で可愛らしい感想がこぼれました。浅井のピアノソロでは作品のモチーフとなった絵画をじっと見つめる様子や、指がどうなっているのか覗き込む姿も見られました。
公演後の生徒さんからの感想では「曲紹介が分かりやすくて音楽を聞きやすかった」「知っている曲が聞けて嬉しかった」「楽器の音の迫力に驚いた」とたくさんの嬉しいお話を聞かせてくれました。生徒さんたちに音楽を身近に感じてもらえる演奏ができるように、これからもより一層頑張りたいと思います。先生方からは「ぜひ来年もまた来て欲しい」とのお言葉をいただき、何よりの励みになりました。
3年程続いたコロナ禍から久しぶりにマスク無着用で演奏できたことは演奏者としてとても嬉しく、演奏する喜びを改めて感じた公演でした。
吉野中学校の皆さん、先生方、本当にありがとうございました。ぜひまた元気にお会いしましょう。