日田市立津江小・中学校さんにお邪魔してきました♪
大分市内から片道2時間、中津江村にある津江小学校・津江中学校へ到着しました。あいにくの雨天でしたが、音楽室から一望できる、山々の紅葉や、時間の経過とともに変わる霧など、豊かな自然の表情を感じながら過ごしました。
午前は中学生に向けてのコンサート。
最初は緊張した様子の生徒たちでしたが、徐々に緊張も解けて発言も増え、音楽からそれぞれ想像した、自分の気持ちを伝えてくれました。これまでクラシックや音楽に触れる機会が少なかった生徒さんからも、「クラシックっていいですね」「ピアノをやってみたい」などの声があり、とても嬉しく思いました。
また、「知らない曲があって楽しかった」と、普段は”知っている曲”をリクエストされることが多いのに対して、知らない曲への興味を示す声も複数あり、演奏する上で幅広い曲目に興味を持っていただくことは、大切にし続けていることなので、とても嬉しく思いました。
給食をいただき、午後は小学生。全学年が対象でした。
皆さん元気いっぱい一生懸命に参加してくれ、素直な反応のひとつひとつがとても可愛らしかったです。
先生方も子どもたちと同じ目線で積極的に参加してくださり、とてもあたたかく、素敵な学校の雰囲気を感じました。
私は今回、『音楽を通して想像を膨らませたり、考える時間を持って欲しい』ということを念頭におき、さらに中学生には感情や精神面にも訴えられるよう詩を取り入れたり、小学生にはより楽しく聴いてもらいたいという思いで絵本を取り入れたプログラムを構成しました。
コンサートへ行ったことのある子どもたちは、全体の5分の1ほどでしたが、「ピアノの音が好き・綺麗だ」という感想が多く、中には「知らない曲がたくさん聴けてわくわくした」「目をつむって聴くと情景が浮かんできた」と言ったものもありました。
おでかけクラシックコンサートの活動がクラシック音楽の普及の大きな役割を担っていることや、ひとつひとつの活動の責任を改めて感じました。
今後もコンサートを通して、クラシック音楽やピアノに興味が持ってもらえるようなプログラムを構成できるよう、工夫していきたいと思います。
津江小学校・津江中学校のみなさん、先生方ありがとうございました。