2020年 10月2日

♪♪おでかけクラシックコンサート特別版♪♪ 感性育成事業 第2弾

今回も前回に続き、県立美術館(OPAM)と合同で行っている「感性育成事業」の第2弾の様子をお届けします。
藤澤菜那さんが中津市立樋田小学校さんにお邪魔してきました。

音楽と美術の融合をテーマに行われたスペシャルプログラム。当日の写真とアーティストの声をお届けします♪


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6ヶ月ぶりのアウトリーチ。新型コロナウイルス感染拡大前とは違い、児童の顔の半分はマスクで覆われ、遠い距離感に、どれくらい反応してもらえるだろうか…と心配でした。
しかし、皆さんは元気いっぱいで、私が話しかける度に「はいっ!!」と大きな声でお返事をしてくれました。その声に心配はすぐに吹き飛び、いつの間にかマスクの存在も忘れていました。

音楽からいろいろな気分や風景に浸りリフレッシュして欲しいという思いから、『音』から「色・柄・感情・風景」を想像するというたくさんのことに挑戦してもらいました。子ども達には自分が感じたことを言葉で表現することに対して、抵抗感がないように選択肢を用意し、さらに私も、自分の感じていることを演奏だけではなくて、目でみてわかるように表現したいと思い、演奏時に想像している風景を絵に描いて表現しました。
「色」をイメージする時には、私の想定以上に次々と感じたままに発言してくれました。中でも驚いたのは「レインボー!!!」という回答です。子どもたちにとっては、『音』から「色」を想像することは自然なことのように感じ、驚きと同時に素晴らしい感性だと思いました。


SAXの鈴木広志さんとコラボレーションさせていただき、登場の演出やソロ演奏も大変盛り上がり、一緒に演出を考えることもとても楽しかったです。


演奏終了後には、とても嬉しいことに3・4年生が和太鼓演奏をプレゼントしてくださいました。生き生きして息の揃った演奏と、他学年の皆さんも一生懸命に聴く姿が印象的でした。

久しぶりのアウトリーチでしたが、帰りに手を振ってくれたり、声をかけにきてくれたり、元気いっぱい過ごしている状況に触れることができ、とても嬉しく幸せな気持ちになりました。
その裏には、学校の先生方のご理解とご協力、ご尽力があり、改めて演奏できることのありがたさと責任、そして喜びを感じました。本当にありがとうございました。